潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
092 弱者は、速読的な発想よりスローリーディングが大切。
現代人の深く物事を考える事が出来ないという弱点は、現代の学校教育に於いて作られています。
特に高等教育では、平均的な人の能力を遥かに超える過飽和的なカリキュラムが設定されていて、理解した、或いは覚えたというだけで直線的に次々と進んで行きます。 →011・052
それでは87で述べた様に、殆どの人は教えられた情報が精々認識の第二段階の知識止まりで、第三段階の知恵にも第四段階であるインスピレーションステージの智慧にもなっていません。
知識を汲み取る力を育てた上で、大量の知識の流し込みが有るのはいいかも知れませんが、汲み取る力を育てない内に過飽和的な知識の流し込みをされると、物事を深く考える力が封印されてしまいます。
また、本当に人々に知識を記憶させようと考えているのなら、記憶術や右脳開発等の学習法そのものを文部科学省は正式なカリキュラムにするべきですが、そうはしませんね。
それは何故でしょう?
それは人々を振るい落とす事が支配勢力側の真の目的だからです。
こうして殆どの人は何も気付かないまま、そして浅薄な思考力のまま、社会にトコロテンの様に押し出されて行きます。
そしてそれに輪を掛けているのが、新聞テレビを始めとするマスメディアです。
世間には情報が溢れ、一個人に降り注いで来る情報は、もう人々の処理能力を遥かに超えています。
そこで強者である「出来る人」というのは、如何にその処理スピードを上げるかと考えます。
速読法とか、フォトリーディングという技法ですね。
音声を倍速以上で聞き取る能力が奨励されたりもします。
それが本当に判断力や決断力・行動力等の基礎の出来ている「出来る人」ならば問題はありません。
しかし、基礎の出来ていない人が、処理スピードを上げる事を考えていたら如何にもならなくなります。
何故なら、情報は自分にとって2種類に分けて処理しなければならない事を知らないからです。
情報を2種類に分けるとは如何言う事でしょう?
それは、自分にとって如何いう効果をもたらすものであるか、という方向から考えたら分かります。
一つ目は、一度読んだら二度繰り返す必要の無いモノです。
新聞や雑誌、漫画やTVニュース、大まかにはドラマや映画も入るでしょう。
こういうものは、一度見聞きしたらたいていはOKですね。
しかし、一度読んだ位では身に付かないので、何度も何度も反復しなければならない種類の情報が有ります。
それは、マインドセット(心構え)やノウハウを教えるモノ、体で覚えるモノです。
弱者は、学校教育の弊害を受けたままの思考回路になっているので、後者の種類の情報も前者と同じ扱いをしてしまっている事に気付いてさえいない状態になっています。
これはとんでもない事です。
弱者が基礎も出来ていないままに速読法等に挑んでいたら、それは「無意識の真理否定」と情報メタボに加速を掛けるだけです。
大切な事は落とし込む必要があると言う事に、殆どの人は気付いていないのです。
ところが、一回見聞きしたら安心を覚えるというとんでもない逆さまの感覚は落とし込んでいるのです。
いいですか!「一回見聞きしたら安心を覚える」という感覚はとんでもない顛倒夢想の一つなのです。
もし自分がそうだったら、ここで眼を覚まして下さい。
正常な感覚が働いているなら、「それを完全に修得しないと安心出来ない」と感じるのが本当です。
そしてその修得出来たか如何かの判断基準は、人に教えられるレベルであるか如何かと言う事です。
そこまで来ないと安心出来ないと感じるのが、成功や幸福を目指す人の健康で正常な感じ方です。
Beingを観る癖を養わないと、異常な状態にハマっていても気付かないのです。
そして皆、知ってるツモリだけは、ちゃんと出来てしまうのです。
「あっ、成功法則も成功哲学も自己啓発もナポレオンヒル博士も、み~んな知ってるよ」という訳です。
「知ると成るとは天地の差」という諺も知っているのです。
そして知ってるというだけです。
それは認識の第二段階で止まっているという事です。
また、認識出来ないと「放ったらかしたままで平気」というのも顛倒夢想です。
皆誰だって幸せになりたいと考えているのに、何故その逆さまの結果を得る方向の感じ方で平気なのでしょう?
如何してこんな事になっているのでしょう?
ここまでの記事を読み込んで下さっている貴方には、もうお解かりの事と思います。
周りのみんなが皆そうだから、自分が「茹で蛙」に成りつつ有る事に気付かないのです。
こんな意識状態に在っては、重要な事が重要と気付く事も無く、目の前をただ通り過ぎて行くのです。
どんな感じ方が正常なのか、その基準を賢者や成功者に見出して下さい。
「一回見聞きしたら安心を覚える」と「それを完全に修得しないと安心出来ない」の違いを感じて下さい。
そして如何いう事で、人生に「出来る人」とそうでない人に分かれてしまうのかその違いを知って下さい。
そしてそれは現代教育システムによって受けた洗脳だと気付く事です。
洗脳とは、何もカルトやイデオロギーに限った事では有りません。
人間が学習するというパターンそのものが、現代の社会システムの中で洗脳を受けているのです。
分かりやすく言えば、人々は間違った学習法で学習させられていると言う事です。
認識の第二~第三段階までの理解が生じたら、そこでストップする様に仕向けられているのです。 →010
世の中は、「人々が自分で深く考える事は出来ないが、与えられた事は的確に処理出来る人間」を求めています。
そう言うニーズが有るから、現代教育システムはそういう人間を育てるのです。
それで社会は成長するでしょうが、個人の魂は抹殺されてしまいます。
社会に個人は埋没するのです。
このワナから抜け出さねば成りません。
急いで情報処理するという悪癖を見直さなければなりません。
その方法は、スローリーディングという発想を持つ事です。
速読に対してゆっくり読むという事ですね。
文章の一言一句を深く深く、そして行間までをも読み取る癖を付けるのです。
「それってどう言う事か」を色々な場合に当てはめたり応用したりして考え、想像力と共に思考力を養うのです。
それがオリジナリティーの在る創造性を培う事に成るのです。
でもその前に、日常生活の中でもその感覚を養う為に、意識し続けていて頂きたい事が有ります。
それはストーリーテラーである事です。
ストーリーテラーとは話し上手、つまり筋の運びの面白さで聞き手や読み手を惹き付けられる人の事です。
日本人なら誰でも日本語は話せますが、ただ話せるというのと日本語を操れるというのは次元が違います。
私達はより自由を得る為に、より豊かな収入が得られる道を拓かねばなりません。
その為にはビジネスを持つ事ですが、人を動かす説得力を身に着けるという事は必須事項です。
それはこちらの伝えたい事を相手が納得するという事ですし、その人もそれを望む様に仕向ける事です。
その為の基本がコミュニケーションという事ですが、この事に付いても深く洞察を持たねばなりません。
果たして、自分の想いや考えを相手に伝えたいとした時、その表現力は如何程のモノでしょう?
それは聞き手にとって、一つのストーリーに成っているでしょうか?
会話の下手な人は、まるで映画の一コマを切り取った様な喋り方をする人がいます。
話の前後の繋がりが聞いてる方にはさっぱりわかりません。
5W1Hの何処かが全く抜けています。
その部分を聞き手は一々聞き返して上げないと、相手が何を言わんとしているかよく伝わって来ないので会話する事がとても疲れます。
自己中心的な思考が自然に会話に現れてしまう訳です。
こういうパターンを脱するには、幾つかの質問を落とし込み、そのフィルターを通して会話を組み立てるのです。
ストーリーテラーが常に気を配っているセンスを開発しましょう。
まずは相手が何処まで認識しているかをサーチしながら「相手の思考に負担をかけていないか?」と問う事です。
「相手の立場に立って考える」という心構えと同じですね。
そして「相手は聞いているだけで相手の中にストーリーが流れているだろうか?」というアンテナが常時立ち続けている事が大切です。
ストーリーテラーはそういう気配りが有るのです。
言葉は力を持っています。
その組み立て次第で、感動を呼ぶ事が可能となります。
その為にも一つの概念を普段から思索や瞑想で掘り下げる意識を持ち続ける事です。
自分の認識したその一つの概念は、年々深まっているでしょうか?
語れる事が増えているでしょうか?
年々語れるモノが増えているモノは何でしょうか?
起こり来る事総てを糧に出来るとはそういう事です。
糧に出来ていない人は語れるモノが増えません。人生の経験値 →033・045・065・069・072・077・079・083
語れるモノが増えないという事は起こり来る事が糧、つまり人生の経験値に出来ていないという事です。
「教科書を使わず、中学の3年間をかけて中勘助の『銀の匙』を1冊読み上げる」国語授業をした橋本武先生という方がいらっしゃいます。
一冊を3年も掛けるとは凄い事ですね。
その目的は何でしょう?
橋本先生は「テーマの真髄に近付き、問題をきちんと理解出来るかどうか“学ぶ力の背骨”を生徒が物語から学ぶよう教鞭を取った」のです。
「学ぶ力の背骨」を生徒が物語から学ぶ・・・さて掘り下げられますか?
たった200ページの本を、ただそれだけ3年も掛けて国語授業をしたのです。
その結果、その学校と生徒たちは如何なったかと言う事です。
調べて下さい。
仰天しますよ。
本当に文書というモノを深く読解出来ると、とんでもない人間に成長するのです。
そのチャンスは今貴方の目の前にも在ります。
講師やリーダーは、ストーリーテラーである事です。
当シリーズの記事を使って深く読み込み、そして読み解き、読み取って下さい。
刷り出して、自分用に体裁を整え、何度も読み込むのです。
自主学習です。
スローリーディングとは、ゆっくり読むというだけではなく、3年掛けて読み込むという事でもあります。
知識や概念としてはとても簡単な事ですが、それが自分の血肉に成り、人に教えられるレベルにまで落とし込む事を目標にして、一概念毎に粘着して下さい。
そしてそれが自然な感覚である事です。
大変申し上げ難い事ですが、この提案を受け取るか見過ごすかで、正に当シリーズの記事での説明の正しさを証明する事になります。
受け取っても見過ごしてもそれは証明する事になります。
是非、前者の側で証明して下さい。
価値というモノは、近視眼的には受け手の側で決まります。
こちらから押し付ける事は出来ません。
しかし高所から俯瞰出来るなら、重要な事を見落としているかも知れないと覚え続けていて下さい。
為に成るからこそ、無意識のオートパイロット機能が事前に排除しているが、本人は全く気付かないという顛倒夢想のワナにハマらないで下さい。
知性在る自分である事をイメージし、すべき事から始めて下さい。
そして基礎が出来ていないと、これから益々増える情報に溺れて終わりです。 →085~087
情報を集めただけで、それを活かす事も無く、集めた情報に埋没して終わりです。 →018・056
ですから直ちに、やがて来る意識の時代の準備をして下さい。
そうすると情報が操れる様になるのです。
マインドセット知識や原理原則を修得されるまで、それを教える文章を深くゆっくり味わいながら読み込んで下さい。
そうする事で、自分の内側からとんでもない力が目覚めて来るのです。
何か予感を感じますか?
ピンと来ていますか?
お子さんがいるならば、その感覚を啓いて上げる事を親の務めだと心得て下さい。
そして貴方の大切な人に、警鐘を発して下さい。
この知識を大切な仲間にシェアして下さい。
貴方はとても感謝される事になります。
そして今後この知識体系は、野火の如く広がって行きます。
チャンスとはその先行者利益に気付く事でもあります。
こちらの方にもピンと来ていらっしゃいますか?
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
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