潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


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抵抗と引き戻し、幸せ回避症 その1「ハートの声とエゴの声」。

動物は総てが本能の趣くがままに生きています。

成長したいと考える動物はいません。

動物は動物プログラムのままで生きていてOKなのは、動物には自我も無ければエゴも無いからです。

動物の本能の趣くがままとは、動物レベルのハートの声に忠実に生きていると言えますね。

動物は本能の必要を満たせばそれで満足です。

それ以上にスキルを磨きたいとする知能が有りません。

しかし人間は誰でも、何かの成長を願って生きています。

動物には無い精神の次元が啓いているからです。

不可抗力の問題は別として、努力したら手に入ると考えられるスキルは色々有ります。

力が強くなりたい・歌が上手くなりたい・記憶力を良くしたい・稼げる様に成りたい・注目を浴びたい・綺麗になりたい等々、人の願望の種類は何万・何十万と有るでしょう。

この動物には無い願望や欲望の精神を働かせている内に、物理次元と意識次元での苦楽を引き寄せる法則性の違いから、人間の意識は2つの種類に乖離が起こる様になりました。

人間本来に備わっているハートの声に対して、動物だったらあり得ないエゴの声が発生する様になったという事です。

一元性・無双原理からの分離です。

本音と建て前を使い分けなければいけなくもなりました。

如何して人間だけにこういう現象が起こって来たのでしょうか?

赤ちゃんにエゴは有りません。

はエゴとは、どの様に発生・発達して来るのでしょう?

今までの解説をお読み下さっている貴方なら、もうそろそろお分かりの事と思います。

それは意識次元で起こり来ている事象に、動物プログラムで対応しようとするからです。

苦楽を引き寄せる法則性に逆らって、反対に働きかけたら如何なるでしょう?

まず自分から与えなければ得られないモノを先に奪おうとしたり、捨てればいいモノを握り締めて放せなかったりする訳です。

そして、希望した事や予定した事とは真逆の結果が起こってしまうのですが、感覚が逆さまですから、本人はそうする事が正しいと信じ込んでいるので如何にもなりません。

そしてその量が多くなる程、顛倒夢想が増え、その逆さまの感覚のまま押し通そうとする部分がエゴとなって来る訳です。

エゴとは、自分の逆さまの感覚が作り出した偽者の自分です。

そして誰の中でも、本当の自分とこの偽者の自分が葛藤し、大抵は偽者の自分が勝利します。

何故なら意識次元の事象に、動物プログラムのままで対応しようとする量が圧倒的に多いからです。

この偽者の自分は、自分の本質部分を向上させる為の情報や知識に魅力を感じる事は無く、寧ろそういう話から逃げ出す事を画策する意識を強めて行きます。

こうして分離度合い・エゴの力を強めた人は、ハートの声というモノがいよいよ理解出来なくなります。

せっかく幸福方向へ導かれる為になる何かに出会っていても、抵抗が生じて引き戻されます。

そのパターンが習慣になっていると、それを幸せ回避症と呼ぶ訳です。 →066(080のプレゼント音声

人間は、自分の本質部分を向上させる話を好きだと感じるほんの少数の人と、そういう話から逃げ回る大部分の人に分かれて行きます。

逃げ回る人に「自分の為になるから逃げている」と言う自覚はありません。

そう言う話はエゴに触るので、嫌悪を感じて無意識に離れるのです。

当シリーズ等特にそうでしょう。

自己欺瞞は光を恐れる様になります。

光とは真実です。

光を恐れる現象をモチーフとして描かれているのが、悪霊とか悪魔等の邪悪なモノを描いたお話です。

何故エゴというモノが人間に出来てしまうか、その原理が理解出来た処で、ハートの声とエゴの声というモノを観て行きましょう。

精神次元から起こり来る苦しみは、総て立ち向かうべき何かがあると言う事をハートが示唆しています。

ハートはそう言っていますが、動物プログラムは苦を感じると「それから逃げ出せ、放棄しろ、止めてしまえ」という感じ方を湧かせます。

これは本能というプログラムに先天的に組み込まれている命令です。

ハートの声に対して、この動物プログラムを意識次元で用いた場合、それはエゴの声になります。

よく天使の声と悪魔の声が、自分の中で戦っているイメージで漫画に描かれたりしてますね。

ハートの声に従うと、後から爽やかな気分がして来ますが、意識次元に動物プログラムの判断を持ち込むと、一時的な楽や快感は覚えられても気分は爽やかではありません。

何か後ろめたいモノが残ります。

この様な微細な感覚を感知出来るセンスを育て、自分の為にこういう判断基準を持つ事が大切です。

何でも、「そうする事」で自分の心に「爽やかな感じ」が生じるか否か、と。

重ねて申し上げますが、自分に正直に生きる為にも、これは持つべき重要な判断基準です。

気分が良くないとしたら、ハートの声を無視している、裏切っていると言う事が判ります。

エゴに耳を傾けると、「気分が悪いのは他の何かの所為だ」と、嘘と責任転嫁の仕方を教えてくれます。

そしてまた、「ノー」と言って否定していれば努力しないで済みますから、こんな楽な事は有りませんね。

しかし、爽やかに感じる方はちょっとだけ面倒臭いのです。

この「ちょっと」を溜めなければ、大した事は無いのです。

サボって溜め込むから後が大変になるのです。

統合分離表を見て下さい。 →015

貴方のハートは、統合側と分離側と、どちらがハートの声だと言っているでしょう?

本当はハートは、どちらが正しいかをちゃんと知っているのです。

何故ならハートは、自分を幸福に導く絶対の羅針盤ですからね。

立ち向かう側は上(ノボ)り行く道なのです。

ちょっとした抵抗を押して進む道です。

それが習慣に成っている「成功する質を持っている人」には当たり前の何でもない感覚です。

それはもう癖の様なモノですからね。

でも日々、そんな「爽やかに感じるちょっと面倒臭い方を積み上げる生活」を癖にしていたら、人間は必ず幸せに成るのです。

この豊かな日本にあっては、幸せになるのは簡単な事です。

その為にはハートの声のみに従っていたらいいし、そうしてたらずっと爽やかでいられるのです。

爽やかであると言う事は実に高次な快なのですが、動物プログラムはそれ以前に「面倒臭い」が邪魔をして、サボれた楽を快と記憶してしまうのです。

実に次元の低い快ですが、「快」故に、今後もそのパターンを自動的に繰り返そうとする様になります。

そうしてどんどん心的怠惰な人間に成って行きます。

また、ハートの声は三度無視すると、誰かが叩き起こしてでもくれない限り、自動的に聞こえなくなります。

この「ハートの声は三度無視すると聞こえなくなる」というメッセージには要注意です。

すべき事をサボった事に対する罪悪感は、三度無視するとたいてい消えるのです。

このパターンを楽と覚えた人は、無視すればうるさい奴が消えるという感覚を落とし込んでしまいます。

しかしこれは、施設の火事の時、非常ベルをうるさいからとぶち壊すのと同じです。

静かになって安心し喜んでいても火の手は回って来ます。

このパターンを覚えた人は、自分に都合が悪いと、自動的にそれを認識しない様な感覚になるのです。

そして次第に狡い根性が発達し、いよいよ真実に対して盲目になって行きます。

でも、ハートを裏切ったツケは必ず回って来ます。

「原因と結果」という因果を認識出来ないし、ビジネスもしない動物はプログラムの反応通りでいいのですが、人間の意識は、因果を無視しては生活や人間関係を始め、総てが成り立ちません。

逃げたら楽を覚えられると考えているとしたら、それは動物プログラムであり、近視眼的な錯覚です。

その楽の向こう側には遣り残した事が、無意識のツケとなって溜まって行きます。

そして何(イズ)れ、それは解決を求めて、事ある毎に潜在意識から湧き上がって来る様になります。

たった一人になってする事か無い時や、眠る前に、満足感・充実感とは逆の不安心理が湧いて来ます。

先の心配だったり、過去の後悔する事だったり、現在進行形の嫌な事案だったり。

酷い人になると、それらが複合して妄想・妄念となり、それに苦しめられ、なかなか眠れなくなって来ます。

まあ、それが信じられなければ、せっせとその方向でやってみるしか有りませんが、その時の逃避が巧く行ったとしても、心の成長が無いので同じ次元の話が形を変えただけでまた来ます。

成長の無い人はいつも同じ失敗を繰り返し、頑張れば頑張るほど不本意な人生になって行きます。

ところで、人間プログラムは、始めから本能には備わっているモノではありません。

物事の本質や因果を見極めようと、知性を育てた人だけに後天的に備わって「来る」モノです。

丁度パソコンの様に、これは新しいデバイスとして自力で組み込まなければならないのです。

しかし知性が在れば、そしてハートの声に正直でありさえすれば、その先々を見通して、どちらが損するか得するかが自然に判るので、その組み込みにはそんなに苦労は感じません。

苦労せずとも自然に「チャレンジ魂」が育って来ます。

それこそ、自然に!です。

この「自然に」それが育っている人達がいると言う事に注目です。

ここでのこの「自然に」が、如何に凄い事かにお気付きですか?それは努力ではありません。

何か、とても素敵な「感じ方」を認識の第四段階に落とし込んでいるのです。

ハートの声に正直でありさえすれば「チャレンジ魂」が自然に育って来るのです。

自分はどちらでしょうか?

今、感じている事に注意して下さい。

ハートは自分のbeing(在り方)の真実を知っています。

証拠や実証が示されれば、認められるのは能力であり、それこそが知性です。

ここまでご理解頂ければそろそろお気付きの事と思いますが、人間プログラムで物事に対応しているなら、それはエゴが消えてしまうという事です。

それでいて、在りたい様に在れる・・・それが人間プログラムです。

さて貴方は、真実を知ったら、それを肯定する感覚でしょうか?

それとも保留する感覚でしょうか?

無視したり否定すると、それはエゴの声ですからハートは黙って引っ込んでしまいます。

ハートの声はとてもデリケートなのです。

そして無意識であれ、繰り返している事は力を持ってとても強くなります。

ハートの声とエゴの声、貴方はどちらの声に力を持つ様に育って欲しいですか?

それは総て自分で決められるし、実は無自覚なまま自分で既に決めているのです。

ハートの声に沿って肯定の世界観「チャレンジ魂」を感じるか、それとも相変わらず、逃避したい感じが出て来るか。・・・どちらでしょうか?

どちらにしてもそれぞれの感じ方は、時と共に意識の力として強くなっていきます。

ハートの声に正直であれば、自然にこういう感覚は育つのですが、ハートの声を捻じ伏せた生き方をしていると、自分にとって大変な事になります。

真実を聞いた時、或いは本当の事を知った時、苦しくなるからです。

為になる事を知っても抵抗が来ます。

そうすると、今度はその苦を感じない様に見ない様にと、人は動物プログラムの分離側の心遣いで対処しようとするので分離側の心遣いだけはどんどん勝手に発達します。

保留したり理解しているツモリを作って知らない内に自己欺瞞の腕をどんどん上げて行きます。

こうして拡大する感じ方の悪循環が始まります。

思考放任していると、知らずにマイナスの意識の力である潜在抗力がどんどん育つのです。

いくら大量に知識を詰め込んでも、人生そのものから学び取る学習能力は一向に発達しません。

体育会系の人などはスポーツを通して、平均的な人より粘り強さやチャレンジ魂を培っていますね。

そこで培った感じ方「チャレンジ魂」は、その後の人生に大きく役立っていると思います。

自分に問うて見て下さい・・・今、自分は今の感じ方のままでいいのか?

あっと気が付いたら書くべき事を書き出して、感じ方の目標設定です。 →031032033

シリーズの記事を再読して、再びここに来た時、少しでも成長していたらいいのです。

それを繰り返せば、人は幾らでも成長するのですから。

 

 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
                                      
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