潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
062 質問を持つ事の威力に気付いていますか?
私達は何の為に生きているのか、また何の為にそれをするのかを学校では全く教わりません。
歴史に置いても、様々な事象は覚えさせられますが、登場人物が何の為にそれをしようとしていたかを考えさせません。
それは、そう言う視点で物事を考えない様にと条件付けているのです。
その為に、人々は道理や因果を見極めようとせず、とても近視眼的な思考に留めさせられてしまいます。
「何の為に?」と問わせない・・・これは意図的にそう為されています。
そう心得ておきましょう。
しかしそれはそれで現状仕方ない事なので、我々はそう条件付けられる事の弊害と脱却法を知り、そこから脱出せねばなりません。
「何の為に?」を深く考えさせない様にしていると如何なるでしょう?
また色々な覚えなければならない知識の飽和状態に漬け込んで「何故?」を考えさせる暇も与えません。
そうしている内に人々の思考や感覚は段々マヒし、思考停止状態に入って行きます。
「考える」という事が出来なくさせられて行くのです。
感覚がマヒしているとか、「考える」事が出来なくさせられていると言っても、その状態にハマっている人の側からは意味が分らないと思います。
しかしよく考えて見て下さい。
過去の先人に因る、何かの発見・発明・改革等、何かが進歩するその瞬間には、途轍もない感動が有った筈です。
アルキメデスが比重の原理を発見した体験、エジソンが蓄音機を発明した瞬間 etc.
しかし、我々は学校で習うその先達の貴重な体験の積み重ねである知識の一つ一つに、感動を覚える事が有るでしょうか?
その先達の感動を再現して感じさせる事こそ、真の教育であり感覚開発なのです。
しかし現状は如何でしょう。
感動よりも勉強と言うスタイルで「強いて勉め」させられ続けていますね。
そして感覚はマヒするのです。そして有って当たり前と感じる処には、刺激も驚きも感動も有りません。
ですから、私は「お父さん塾」の中で「在って当たり前に有難味を見出す」、そして「在って当たり前の中に不思議を見出す」と、この言葉を1000回繰り返す処から始めなさいと教えています。
感謝と不思議と感じる感覚、このどちらもマヒしている感覚のリハビリから始める訳です。
日常生活全般を「何の為に?」と「何故?」と言うフィルターを通して見ているでしょうか?
「何の為に?」と「何故?」を自ら問えなくなると如何なるのでしょう?
それは世間から流されて来る情報を、ただ受け入れるだけの受け身思考になってしまうという事です。
「人々の思索力を隷属化させる事は~」のプロトコールの一節を思い出して下さい。→025
ですから、在って当たり前の中に感謝や不思議を見出せる感覚を啓く事がとても大切です。
何故なら、感謝でエネルギーを培い、その心境の中で不思議と感じると、それは「何故?」とか「如何して?」「何の為に?」と質問が湧き、それは繰り返されて飽くなき探求心へと育つからです。
日本の教育はそれが全く為されず、結果志向型になる様に仕向けられている事に気付いて下さい。→038
この興味や関心が湧き、原因やモノの道理を見極めたいとする希求心を育てる事が真の教育です。
それが正しくなされないと、結果からだけしか理解・判断出来ない結果志向型の思考回路になるのです。
そういう訳で質問力を育てる事が重要なのです。
一般に弱者の立場にある人は、本来知っておくべき事を教えられる機会が無かったと言うだけで無く、その隠れたる才能の芽が出る事を阻害する要因だけは、既にたっぷりと落とし込まれています。
それを潜在抗力といいますが、その一つ一つは顛倒夢想という逆さまに感じる固定観念の集合体です。
それが平均的な人で2~300個、心的な病を抱えた人や重大な問題を抱えた人などは4~500個も抱えています。
日常生活の中で知らないとは言え、分離側の心遣いを多用し顛倒夢想が溜まり込んで来ると、いよいよ自分に取って何が重要か、そして何が必要かという最も大切な事が判らなくなります。
暗示程度で気付く様なセンスはまるで無く、人から具体的にそれが大事といくら指摘されても判りません。
見せても示しても証拠を突き付けられても分らないのですが、それは知能指数とは全く関係有りません。
感覚の中では、頑固にそれを良いとか正しいとか好きだと感じてしまっていますからどうにも成りません。
「それが貴方の苦しみを作り出したり引き寄せている原因だよ」と教えても聞く耳が有りません。
それを取り払う様にと働きかけると、子供が美味しそうに嘗(ナ)めているソフトクリームを取り上げる様なモノです。
顛倒夢想は自分をダメに導くモノであるにも拘らず、取り除こうとすると大変な抵抗が生じるのです。
3歳位の泣く子には誰も勝てません。
3歳児には道理も理屈も通用しません。
好き嫌い判断が全く動物と同じです。
何が問題の根本的な原因と成っているのでしょうか?
それは「それがそうしたら如何なるか?」という質問を持っていない為に、先々の結果を見通す事が出来なくなっているからです。
この様な理を聞いても、その理を落とし込む事が無ければ、直ぐに忘れます。
これは、この部分の心の成長が3歳で止まってしまっているという事です。
更には「落とし込む」という感覚に封印を掛けられ、落とし込むという事の価値に気付いてもいないのです。
また、「何故?」から始まる道理の理解納得から得られた原理原則がセンターに落とし込まれていないと、何が重要なのかという事は判りません。
センターに注がれているモノは、拠り所の無いモノばかりです。
そうすると、優先順位を見定める感覚が発達しない為に、価値の低いどうでもいい事に関心が湧きます。
そして、今目の前に誰かが示す華やかな結果、今目の前の苦と感じる事だけが判断基準となります。
人の出した結果を見て、それをチャンスとして追求しようとしますから、戦略発想が絶対に育ちません。
結果志向でチャンス追求型という閉じ込められた思考回路は、この様に形成されます。
このループは一生続き、自力で頑張ってそれから脱出出来る人は実にまれです。
我々は、感じ方の中から要らないモノは削り落とし、必要なモノはインプットして育てる必要が有ります。
しかしこの様な状況のままでは、単に成功者からの「どうしたら良いか」という事=doingを習っても、それを実践しようとした瞬間から、無自覚なまま潜在抗力によって潰されてしまうという状態に在ります。
自分の内なる何かによって、成功や幸せになる方向を阻害されている事自体に気付かないのです。
この様な不利な状態から脱出し、強者の質を獲得しようとして、成功者が教えてくれる「こうしたら巧く行く」を実践しても、その捉え方が我流では、その99%以上の人は失敗に終わります。
それは、潜在抗力と言うモノの実態を知らないという事と、意識の力の本当の育て方を知らないと言う処に原因が有ったのです。
そのメカニズムを解き明かした人は今まで誰もいませんでした。
しかし私は30年以上を掛けて、終(ツイ)にその秘密を解き明かす事に成功したのです。
弱者が強者の質へと変容を遂げるには、潜在意識のメカニズムを完全に理解し、その原理原則を落とし込む事が必須です。
これを理解する事無しに、「成長を求めてチャレンジする処に必ず無意識のまま襲い来る2~300個もの顛倒夢想というワナ」をどう乗り越えたらいいのでしょう?
それは、そのワナの存在をはっきりと事前に知り、そして真の成長法を習得する事です。
潜在意識のメカニズムという理もしっかりと落とし込んでおかないと、その知識は自動化しません。
そうすると、日常の中で知らない内にワナにハマっていても、全く気付く事は有りません。
潜在意識のメカニズムの理を日常の中で自在に使いこなせる事が、変容への真のスタートです。
それはイニシエーションが起こる瞬間でも有ります。
ですから強者の質を啓くには、とにもかくにも潜在意識のメカニズムを理解する事を目指し、理解出来たら落とし込む事を第一義とするのです。
そして、質問は心のハンドルだと申し上げました。 →004・023
質問は、その方向に意識の焦点を当てさせる力が有ります。
この様な理の説明の一つ一つを大切にして下さい。
一行たりとも疎(オロソ)かにしない事が大切です。
貴方はその説明を読んだ時から当シリーズ記事をここまで読み進めて来る内に、その力=質問の威力を実感する経験が起こったでしょうか?
また質問力は貴方のモノと成っていると言えるでしょうか?
つまり、落とし込まれているか否かという事ですね。
もし、立ち向かう質問が自分のモノとなったなら、・・・それはもう勝手にその方から湧いて来るという感じなのですが・・・今まで見えなかった世界がどんどんと観える様になって来ます。
自動化するとは、勝手にそういう思いや感じ方が湧いて来るという事です。
そしてその感覚が落とし込まれたかどうかの判断基準と成ります。
これは重要な判断基準ですよ。
落とし込まれるというのは凄い事です。
それが自動化してしまえば、何も気に留めなくてもそっちの方から気付きでも質問でも勝手に立ち上がって来るのですから。
インスピレーションが豊かになるという事です。
当然意識に上るわけですから、更にそれに意識の焦点が当たる事になります。
そうするとそこに同類親和の法則が働き、それに付いて、加速的に知識や意識の力が育って来るのです。
ここで「あっ」と気付かれたなら遅くはありません。
再び思い起こして、今それを落とし込むぞという決断をするのです。
まずは、当シリーズの記事や、私の他のプログラムを手に入れているなら、その中で発せられる質問を自分のモノにする処から練習を始めましょう。
それは貴方も、人に質問して上げられる人間に成る為です。
「保留する」というどうしようもない無自覚な癖は、正しい質問を持つ事で徐々に解消されます。
ですからまず最初は、ここで問い掛けられるその質問に付いて、自分でも考えて見るのです。
そうする事で、顕在意識の30~50倍の知覚力を持つ潜在意識に、良い方向を自動的に選択するオートパイロット機能を組み込む事が出来ます。
当シリーズで投げかけている質問は、見えない壁を打開します。
見ようとしていなかった無意識に焦点を当てさせます。
自分のハートに対峙して下さい。
何かの答弁や記者会見等で、真摯な質問をはぐらかしたり逸らしたりする輩がいますよね。
真の自由を目指すなら、そんな手法を自分自身のハートに対しては絶対にしないで下さい。
真摯な質問のはぐらかしは無自覚でしょうが、立派な逃避です。
逃避していたらいつまでも弱者のままです。
そしてそれは、無自覚な自己欺瞞を積み重ねる事に成り、顛倒夢想を増やす事になるだけだからです。
さてここで質問です。
・・・質問が100発せられているとしたら、貴方が答えようとする方向で捉える質問はおよそ何割でしょうか?
・・・どの位、つまり何割、無視、或いは保留をしているでしょうか?
何故、無視したり保留をするのでしょうか?
・・・子供の頃に学校で質問され当てられるのはイヤだと感じたモノがイメージ的結論になっているのは致命的です。
質問を持つ事の威力に気付いて下さい。
質問は心のハンドルです。
それは現状を打開し、人生を切り拓くキーワードの一つです。
正しい質問を持って人生に挑むからこそ、起こり来る事総てを糧に出来る感覚も発達するのです。
何を聞いても読んでも、そこに選択肢が有るならば必ず得する方を取るという決意を落とし込みましょう。
しっかり瞑想して、当シリーズの記事で投げ掛けられる命題に付いて、反復の度に決意決断をし、それを積み重ねて行きましょう。
そうする事で、貴方は自分の内に無限の可能性を感じる様になります。
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
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