潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


023 成功しない人の3つの特質 その1「既にオート化している逃避質問」。

成功する人の3つの特質が理解出来たら、成功しない人の特質はその逆なので理解はとても簡単です。

「タオめる」という、それらの特質が「まだ」無いと言う事だけではないのです。

それどころか、弱者にとって「タオめる」とは逆質のモノが、それはそれは丈夫に・頑丈にと言える程、しっかりと育っています。

今まで、人の認識には010で4段階のレベが有ると学んで来ました。

学んだ知識や概念が認識の第3段階までではアイディアの源泉とはならず、願望や質問も自動化しません。

第4段階にまで完全昇華されてこそ、それはオートパイロット機能として働き始めるのです。

そしてそれには、008でお伝えした同類親和の法則」が働き始めます。

また、知ると知らないとに拘わらず、繰り返される事は良かれ悪しかれ落とし込まれるとも知りました。

結果から申し上げますと、私たちは、成功の要素を退ける何気ない心遣いに拠って、一人平均200~300個の「成功や幸せのブロック」と成るモノを落とし込んでしまっています。

建設的な意味や美徳を表す言葉などに付いて、マイナーなイメージが癒着しているのです。

例えば貧乏で苦しんでいたりすると、お金は苦しみの対象として認識される様になります。

お金が欲しくてたまらない筈なのに、お金がない事の苦痛ばかりを心に描くからです。

何とかお金を手にする局面でも、喜びよりも「たったこれだけ」等と言う、不平不足の念をお金と言う存在にせっせせっせと練り込んでいます。

そう言う心遣いは一体何を招く事に成るでしょう?

潜在意識は、快か不快かで判断するので、不快を感じるお金そのものを益々遠ざけようと働いて来ます。

自分にとっての損得を一切鑑みない他人的な潜在意識は、豊かさが近付いて来るのを、露払いの様に先回りして避ける様になるのです。

それこそが嫌な事だ・避けるべき事だと感じさせるのです。勘違いです。

貧乏は、この様に心的レベルの無自覚な罪を犯しているので、その罰として、益々貧乏がやって来ます。

しかし本人は、そういう心遣いが、得たい筈のモノを自らが益々遠ざけている等とは考えもしません。

自分にとって本当は為になる事でも、それが為になるとは如何しても感じられないのです。

同じ様な事が、弱者は気付いていないというだけで、人生の各所で毎日の様に起こっています。

そして、良かれと思ってしている何かが核となって、知らない内にそれに同類親和の法則が働き、気付かないままこんなにもブロックをたくさん増やしてしまっていたのです。

その核となってしまったものは3つです。

その第一が、「出来る理由を探す立ち向かう質問」とは真逆の「逃避方向を向いている質問」です。

多少前向きに生きている人と言えども、殆どの人はそれが第段階に既に完全に落としこまれているのです。

出来る理由より、出来ない理由の方が自然に観えて来ませんか?

或いはやりかけた事がいい事の筈なのに、そしてやるべき事なのに長続きしないという事は有りませんか?

逃避質問が落とし込まれているとはそういう事です。

そして、そういう状態を以て、それが自動化しているモノだという認識を持つ事は重要です。

また、その程度はその人の形成しているカンファトゾーン(comfort zone居心地良しとしている範囲)とリミティングビリーフ(自分の信じる限界点)によります。

難しい事は後回しにして、ここでは簡単な事から理解する様勉めましょう。

多くの人は、何か大きな事にチャレンジする事に対して、そう考える以前に内からブレーキが掛かります。

そう考える以前とは、もう既に、事前にと言う事であり、大きな夢など考えない様にしてしまうのです。

また、良い事だ・すべき事だと理解した事にも、先延ばししたりして、行動が起こせません。

誰でも、そこが問題だと、分っちゃいるのです。知った良き知識の衝動化を妨げているモノは何でしょう?

何故、殆どの人がこう言うパターンから抜け出せないのでしょうか?

そこには、パブロフの犬の様に条件反射としてすっかり根付いてしまっている何かが在ります。

それを見破りましょう。そして、理解出来たらそれでいいのか考えましょう。

私たちの無自覚な条件付け・・・その「理」を理解するには、観察力、また結果から原因を探る洞察力が必要です。

私たちは今、ある程度の潜在意識のメカニズムを理解して来ました。

その学んで来た法則から、思考や言動の流れを無意識まで含めて推測すると、見えなかった部分が見えて来るのです。

例えば小学校の時の「5+○=8 ならば、○は幾つでしょう?」という具合です。

「立ち向かうべき何か・或いはやったら必ず良くなる事」という結果に対して、それが出来ないと言う事は、それを差し止めるモノが無意識で働いていると言う事です。

上記例えの「○」の部分です。

答えから申し上げますと、「立ち向かうべき何か・或いはやったら必ず良くなる事」を「止めろ」と言う命令が無意識レベルで働いているのです。

それは既に認識の第4段階に組み込まれ終わっています。

潜在意識は読んで字の如く潜在していますから、意識したり知覚したりは出来ません。

しかし、潜在意識は実にメカニカルなのでとっている行動からそのbeing断定的な推察が出来ます。

そして潜在意識は、アタマ(顕在意識)での知覚力より、30~50倍の力を持っています。

アタマで「こうすべきだ」と考えても、無意識が30~50倍の力で「止めろ」とストップを掛けていたとしたら如何でしょう?

しかも潜在意識は他人的です。

そちら側の理由や都合を一々教えてはくれません。

しかも潜在意識は、「逃避質問」が自動化していると、やるべきそれに対して「飽きが来る様に・関心が薄れる様に・他の事が気になる様に」と、無言で感情や気分を操って仕向けてくるのです。

それ自体、これまた30~50倍の力で、という事ですから意志の力では敵う訳がないですね。

アタマの顕在意識の側としては、「何故出来ないのか・何故行動に移せないのか」さっぱり分らないまま、そしてそれ自体を時間の経過でそのチャンスを逃し、すべき価値を失わさせるのです。

大変困った事ですが、どんな命令がイメージ的に第4段階に根付いてしまったのでしょう?

このイメージ的結論を、その人のとっている態度・行動・想念から推測して言語化してみましょう。

困った問題を抱えている人が、それを解決する為に、したらいい事を誰かに提案されたとしましょう。

YESは認めて自分自身が変容しなければいけない世界。NOは認めないので遮断出来る世界。

YESは自分自身が変容しなければいけない努力が問われます。

それはちょっと面倒臭い事です。

NOなら簡単です。NOと言える理由を見付け出すだけで済みますから、努力は一切しないで済みます。

努力が報われたという人生の勝ち味やヒーロー体験の少ない人は、立ち向かうべき何かに対して、それを苦と認識する様、義務教育時代に既に条件付けられ終わっています。

それ故、「それから逃げ出せ。」「チャレンジや努力はシンドイ。」「努力が報われるとは限らない。」

認めたら責任を引き受けなければ成らなくなる、責任を引き受けるのは嫌だ。」etc.という訳です。

その結果、今ではそれらを意識する事も無く、自動的に「しないで済む理由」を見付け出す能力は、自動的と言う意味では無意識的有能?の第4段階にまで磨き上げられ落とし込まれてしまったのです。

但し、私はこれは有能とはとても言い難いので、取り敢えず無意識的病弊と呼んでいます。

これが逃避質問が自動化・オート化しているという原理です。

もうその質問を意識する事すら無いからです。

これらの「感じ方」は幼少時に、今の「競争と結果だけを問われる」教育システムの中で、刷り込まれすっかり条件付けられてしまったのです。

併せて、誰も完全にはこなせない過剰なカリキュラムに晒される事で、知識が第3段階でストップする様にも条件付けられてしまいました。

落とし込む事の重要性に気付く感覚を破壊する為です。

洗脳とは、カルトなどの他人事だと思っていましたが、人事では無かったのです。

これは人をロボット化し、「独立して自ら思索出来る能力」を失わさせる立派な洗脳です。

勉強が出来たら出来たで、不平だらけでも上からの命令には従順な優秀エンプロイーになるだけです。

条件付けと言えばパブロフの犬という事で有名ですが、パブロフの犬を犬の事として笑ってられませんよ。

パブロフの犬とは・・・パブロフ博士が犬に餌をやる時必ずベルを鳴らしていたら、ベルを鳴らすだけで犬はよだれを垂らす様になったというお話です。

それを条件反射と言います。一種の洗脳です。

大人や教師は良かれと思って課題を与える訳ですが、子供がそれを如何捉え、どんな感じ方が第4段階に形成されるか、とまでは誰も考えていません。

一部の勝利を得る子供は得意になれますが、その他大勢は敗北感と劣等感を植え付けられます。

「やだなー」と感じた事を言語化してみると、それは「それから逃げ出したい」です。

「やだなー」と感じると、潜在意識には「それから逃げ出せ」と翻訳されたメッセージとして受け取られる訳です。

しかし大人や教師には強制力が有りますから、子供は従わざるを得ません。

大人や教師は、子供の為と思って、嫌々でもチャレンジさせます。

子供に何故それが必要なのか、子供自身の納得と得心が無いままにです。

ここが問題なのです。

何の為にそれが必要なのかを得心させない。・・・それは潜在意識に何を引き起こしているのでしょう?

そうです!「チャレンジはシンドイ、責任も嫌だ、こんなのやめたい、これから逃げ出したい!」

それは幼少時から、何千回何万回と繰り返されました。

試験や夏休みの宿題が嬉しかった人がどれだけいますでしょう

そして、そのパターンが今ではすっかり第4段階に落とし込まれて、今では完全に自動化してしまいました。

チャレンジすべき事を認識した途端、頭で考える遙か以前の無意識で質問が発せられる様になったのです。

「それから逃げ出すには如何したらいいか?」

そのバックには全く認識間違いの「チャレンジはシンドイ・責任が生じるぞ」という強迫観念もうっすら感じています。

潜在意識は損得で判断が出来ないと言う原則を思い出して下さい。

成人した今「それから逃げ出すには如何したらいいか?」とアタマで一々思考したりはしませんが、既にそれはその方向でのオートパイロット機能として働いているので、自動的にその答えを見つけ出してきます。

「出来ない理由」がどんどん言い訳として勝手に湧いて来るのです。

それが幼少期に刷り込まれてしまった条件反射に成っているのです。

深く考えなくても、潜在意識が自動的に働いて、今までの記憶の中を総ざらえして、名人級の能力でさっさと答えの方から見つけて来てくれるのです。

これが潜在意識の凄さです。

それはそういう答えが出る様な質問を第4段階に落とし込んでしまっている結果なのです。

こんなの「へえーっ、便利ですね~!」と言えますか?知らないでいる事は恐ろしい事だと知って下さい。

04 の質問の処で述べた様に、良い話を聞いた後「でも~・だけど~・しかし~」という癖のある方は、要注意です。

出来ない理由をトラック一杯発明して運んで来る人がいます。

貴方はそれでいいでしょうか?

逃避質問が既にオートパイロット化している自分に気付き、それを断ち切る為に立ち向かう質問を発する様にしましょう。

それが出来る様になるのも、当シリーズでお伝えしている思考訓練は必須です。

質問は心のハンドルであり、その操縦を間違えなければ貴方は立ち向かう質問を操って何処までも強くなれます。

「2つの質問を必ずセットで使う」事が大切でしたね。

それは何でしたでしょうか

次回は、努力しているのに報われないというか、成功出来ないでいる人の2つ目のを見る事にしましょう。

 

 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
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