潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


024 功しない人の3つの特質 その2「保留癖」。

成功したいと考えても無意識の何かがそれを阻む基本的な心的悪癖」の第二は、「落としこむ」感覚を知らないので、良い事に出会っても保留するという「保留癖」です。

例えば、良書を手に入れ、とても素晴らしい本だと感じたとします。感動するかもしれません。

何故ならその中には、現在の自分を変革出来る様な素晴らしい教えやアイディアが沢山有り、これは自分の役に立つと感じるからです。

誰でも数冊くらいは、そう感じる本を手にした事が有りますよね?

座右の書と呼ばれる様な類の書物です。しかしここで問題発生です。

殆どの人は、一旦その本を読み終えたら安心して本棚にしまい込み、二度と見ない事でしょう。

その本の教えが身に付いたと言えるまで、何年もかけて何回も読み込む人がどれだけいるでしょう?

その本を本棚にしまい込んだら、1年後にはその内容はさっぱり。もう題名しか覚えていない事でしょう。

その本の内容は素晴らしいモノでした。自分がそう感じたのです。

しかし座右の書にはなっていません。

その本はいい本だというアタマで理解する認識が生じただけです。

この態度を潜在意識は、どの様に翻訳して今後の為のデータにしているのでしょう?

本の内容は、身に付けるべき正に素晴らしい内容でした。

しかし、本棚にしまい込んで見返さないというスタイルは、「その本の内容は身に付けない」という事です。

ここに、実に微細で無自覚な自己欺瞞が発生し、潜在意識と顕在意識は乖離し始めます。

アタマで考える自分とは正反対の自分が内側に出来て来るという事です。

自分の内なる反対者です。

アタマでは良い本だと認めたのに、取っている態度を見るならば、潜在意識には「それを身に付けない」というスタイルを学習させています。

潜在意識は自分のとる態度そのものをストレートに受け入れます。

そして、それを今後の反応パターンとして意識の力として行きます。

それは本だけではなく、心構えなどを教える良い講演セミナー等でも同じです。

そんなモノは、1回聞いたり読んだりした位で身に付くモノではありません。何度もの反復が必要です。

しかし、落とし込むという感覚を知らない人は、1回見聞きしただけで安心し、反復しません。

それは良い本や良い講演セミナーを読み聞きする度に、その内容は身に付けないという練習を重ねているのです。

宜しいですか?ここの処は要注意です!

その良き本を読んだ時、その内容を身に付けようとする決意決断が無いから、反復の必要性を感じないのです。

良い本や良い講演セミナーを読み聞きする度に、その内容は身に付けないという練習を重ねている。

それは、今後も見聞きする良い事がいよいよ出来なくなる自分を前もってせっせと作っている姿です。

潜在意識は「アタマが良いと認めた本や講演は、身に付けるモノでは無い」として応対しているからです。

その命題は、言語化されないまま、良き本や講演に出くわす度にイメージ的に深く沈み込み、遂には認識の第4段階に組み込まれ、オート化してしまいます。

なんと、潜在意識を敵に仕上げているのは、自分の普段取っているこの様な小さな決意決断をせず無自覚なまま保留しているという態度です。

良い本だと認めた筈なのに、その内容を身に付ける努力をするという些細な責任も回避しています。

全く無自覚だったでしょうが、分かっちゃいるけど出来ないというのは、この様なスタイルで潜在邪魔力を年々増強しているからなのです。

それではセミナージプシー・情報メタボになるだけです。

良い事をせっせと学んでいるツモリが、為されている事はよく見ると、全く無意識無自覚なまま自分にとっての必要な真理を否定しているだけです。

私はこの一連のスタイルを「無意識の真理否定」と呼んでいます。

保留癖・・・それはまた、身に付けるべき基本的な原理原則が落とし込まれていないと何が重要か解らなくなるという二次的な悪癖の核となって育つモノです。

ノウハウコレクターの本質は、既に心的な態度の中に存在しています。

それは好きか嫌いかで判断する事が完全な癖になっており、損か得かで判断出来ない事に起因します。

損か得かで判断出来ないと言う事は、その本質を見極めようとする意思が薄いという事です。

前向きな人達は、向上を求めて学ぼうとはします。

色々と為に成る話、良き講演会・セミナー、高い教材にお金も時間も投資します。

それらの中では、・・・これは教えると言う事の毎度のパターンなのですが・・・教える人またはリーダーはメリットとデメリットを認識させ、メリットが有る方を選択させようとします。

教える方は、メリットとデメリットを示したのだから、視聴者や聴講生は当然メリットの方を選択すると思い込んでいます。

果たしてそうでしょうか。

保留癖のこのメカニズムに気付いているリーダーは皆無の様です。

素晴らしいと称賛される先生程、99%の視聴者や聴講生には「無意識の真理否定」を積ませています。

「無意識の真理否定」は、それが良い本やセミナーだからこそ99%の視聴者や聴講生に起こる現象です。

この罠に落ちない為には、潜在意識のメカニズムを理解する事と、反復の重要性に目覚める事で防げます。

また、色々な原理原則を理解し、それが落とし込まれてきますと、①出会いは総て必然であり、②意識の向上を求めて総て己自身のハートが引き寄せている、と言う事が観えて来ます。

言い換えると、本人のアタマの意思とは関係なく、出会いには責任が生じていると言う事です。

認めるかどうかは自由ですが、真実は一つです。

クスリでアタマが飛んでしまった青年が、スーパーマンになった気がして30階のビルの屋上から向かいのビルめがけて跳んだそうです。

その青年がどうなったかはもうお分かりですね。

真実というのは、我々が認めるかどうかには一切関わりません。

ただ事実という結果をもたらすだけです。

前段でも述べた様に、多くの人は責任を引き受けたくないと言う感じ方をバックに、決断を怖れます。

良い話の選択肢を聞いても、決断をためらいます。しかし否定はしません。

何故なら、それは良い事だとは一応分ってはいるのですから。しかしここが問題です。

「否定してはいない」という感じは、限りなく「肯定している」方向に近付いているという偽の感覚を生じさせます。

自己欺瞞です。

そのバックでは、「知ったら、そして理解出来たら良し」とする感じ方も存在していて、第4段階には進ませません。

保留は積極的なYesでは無いが、Noとは言ってはいませんよという感じです。

しかしよく考えると、それは今の決意決断からの逃避であり、逃避とは分離側ですから完全な否定です。

更によく見ると、習った良い事を、実は否定していると言う事になりますから、そうではない逆の側を肯定しているというデータとして潜在意識に蓄積されます。

つまり、良い話を聞けば聞く程、逃避とい分離側のパターンを繰り返し、そちら側を強化している事に成っているのです。

自分をも欺く否定の感じ方を良いと信じて、知らないままどんどん強化しているのです。

これを顛倒夢想(テンドウムソウ)と言いますが、これは知れば目から鱗の現実です。

保留癖によって「無意識の真理否定」を起し、その結果、感覚が逆さまになる顛倒夢想がまた一つ形成されたり強化されたりするのです。

多くの人が、その様な感じ方のまま、社会に出ても10年20年、30年とその心的パターンを繰り返してしまいます。

それだけの期間が有れば、どれだけ「小さな決断」という反復が出来た事でしょう?

そうすれば、どれだけ意識の力を育てる事が出来たでしょう?

もうそろそろ、成功していてもおかしくないくらいです。

理が解らない・心の眼を持たないと言う事は、知らなければ平気ですが、とても恐ろしい事です。

多くの人は良い話を聞いて、その中の選択肢に出会ったら「良い方を取るぞ・得する方を取るぞ」という、幼稚園の子供でも分る理を実践しないのです。

それはまず、心的な決断=beingに関する決断だけでいいのです。

Doingを伴うモノは優先順位を考えればいいだけの事です。

しかし、そういう決意決断先延ばし保留タイプの人は、書籍の文中や講師の呼び掛けに対して答えません。

どちらを選ぶという事もなく、決意や決断を避けて、ただ保留するのです。

決意・決断を無意識に怖れているのです。

責任を引き受ける事に薄々恐怖を感じているからです。

果たしてそうでしょうか?道理が解らないと、これほど勘違いが甚だしい事はありません。

「得する方を取るぞ」と普段日常の中からの癖付けが為されていない為に、決断力が育ちません。

その結果、年齢相応にして問われる様々な事で、益々自分に自信が無くなっていくのです。

その結果、益々決断する事を避けようとして、負のスパイラルに完全に絡め取られてしまいます。

この様な事も、無意識下で起っている事なので、誰も気付きません。

ただ人生半ばにして、気が付いたらいつまで経っても心的に拠り所のない自分がそこに居て、如何したらいいか分らず、ただ人の成功を指を咥えて羨んでいるのです。

でもそれは、当シリーズで解説するこの様な潜在意識のメカニズムが解ったら当然の事ですし、気が付いて脱出するのも法則に沿えば十分に可能な事です。

選択肢を知ったら「得する方を取るぞ」という小さな決断から始めましょう。

それは訓練であり、その決断が出来る事自体がヒーロー体験でもあります。

日常生活の中で幾らでもヒーロー体験は積めるのです。

保留とは、今この瞬間を完結させずに生きていると言う事です。

まずはマインドセット(心構え)知識を認めるという決断から始めましょう。

問われている事に答えるのです。自分なりに答えるという癖付けから始めましょう。

シリーズやプログラムで示される、呼び掛け、二者択一、理想の提示などを訓練の手始めとしましょう。

「呼び掛け・問い掛けには答える・得する方を選択する」とアファーム(自己宣言)するのです。

初めは間違う事が多くても、それも訓練ですからね。

コンテンツが作れる人間に成ると言う事は、人に教えられるモノを持つという事です。

「問いかけられた事に自分の意思で決断を以て答える」という自分自身の意思で行うエクササイズが、人に何を教えたらいいか、そして自分は何が教えられるかが判る様になるのです。

原理原則を教える教えに出会っても、保留するならその逆を肯定してインストールしているのと同じです。

原理原則は自分の為になる事ですから、その逆がインストールされると言う事は、チャンスをはじき返すモノを第4段階に組み込んでいると言う事です。

そしてそれには更に同類親和の法則が働きます。

この様なメカニズムで、保留癖という、実に些細なこの癖一つで、チャンスを掴み損ねる、自分にとって、本当は重要な事が重要とは思えないという偽の自分を創り上げていく事になるのです。

落とし込む感覚を啓く訓練ツールを作成しました。「けんちゃんもゆうちゃんもみんなブッダ」朗読CD
                              
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 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
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