潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
086 基礎が大切と聞いて、「分った、でその次どうしたらいい?」とノウハウを聞く愚か者。
心構えとは言い換えると心の癖と言えます。
では心の癖とは何でしょう?
人間の行動に表れる癖というのは直ぐに判ります。
その人独特の行動様式ですね。
人間、無くて七癖と言いますが、誰しも独特の癖を持っています。
腕を組む癖・髪をかき上げる癖・足を組む癖・貧乏ゆすり・挨拶の仕方・視線の配り方・生活習慣等々。
同じ様に、人は自分の中では決まりきった思考習慣を持っています。
独特の思考パターンです。
出来る理由を探すのが思考習慣の人もいれば、出来ない理由を発見するのが得意なのもその人の思考習慣という訳で、それらのパターンがそれぞれの心の癖という事です。
何でも道理を知りたいと思い、問いや質問が浮かぶのも、分からない事が有ってもほったらかすのも、よく見たらそれはその人独自の心の癖です。
行動に表れる悪い癖に気付けば、誰でも「直さなきゃ」と考えますが、心の癖に付いては如何でしょう?
自分の心の癖に付いて振り返る人は殆どいませんね。
弱者は特にそうです。
態度に現れる癖は目に見えますが、心の癖は普通観えません。
だから平気の屁の字になっている様です。
観える人にはバレバレなのですがね。
本当の恥を知る人間とは、自分の心の変な癖に気付く人です。
そしてそれが知性というモノです。
逆に、そういう心の変な癖に目を向けるならば知性が発達して来ます。
癖というのは、その人が利益を得られたと感じられる処から、無意識に発達して来るモノです。
とても心地良いモノに出会った時、思わず「癖になりそう」という事が有りますよね。
しかし物事の先々までを観通す事無く、その瞬間だけでの快か不快かで判断していたら、逃避方向を快と感じてしまい、分離側の意識の力が徐々に育って来ます。
それはその人の心のOSが人間プログラムではなく、動物プログラムで起動しているからです。 →095
基礎が重要と聞いてもそれを蔑(ナイガシ)ろにし、直ぐにノウハウ的な事を聞きたがるというのもその人の心の癖なのです。
こう言うタイプは、結果志向型である事が完璧なまでに心の癖となっているのです。
繰り返す思考は意識の力となって、力を持つ様になる事は今まで申し上げて来ました。
潜在能力として発揮される様になるか、それとも潜在抗力・潜在邪魔力となるかという事でしたね。
さて、個人個人が持つそういう心の癖というモノは、どんなメリットデメリットをもたらしているでしょうか?
感覚が鈍い人、なかなか理解が進まない人のパターンも、それは何故かとしっかりと理解しておきましょう。
それは貴方が成功者として、人々をリードする時に必要な知識だからです。
21でも申し上げましたが、結果志向の人は基礎を蔑ろにし、直ぐに答えを求めます。
だからと言って、答えを聞いた処で行動はしません。
応用への発想等は全く浮かばないからです。
聞いて得た答えも、単なる単発的な知識として留まり、他の知識や今までの経験と融合して、オリジナルのアイディアにはなりません。
ヒントにすらなっていない様です。
手品の種を聞いて安心するのと同じです。
得た知識が単体で存在するか、得た知識が他の知識や体験と融合するかの差は無限です。
得た知識が「単体で存在する」とは認識の第三段階止まりであり、「他の知識や体験と融合する」というのは認識の四段階に落とし込まれ、自動化しているという事です。
弱者の人は、「得た知識が他の知識や体験と融合する」という感覚が啓けていません。
ですからこの様な説明を受けても、ここで言わんとしている事を見落としてしまうかもしれません。
ですが、これはとても重要な事なので、強者の質を持つ者の中では如何いう事が起こっているかを、ここの説明から細心の注意を払って言わんとしている事を掴み取って下さい。
前者はやがて忘れる知識となりますが、後者は落とし込まれて融合し自動化している為、他の知識と連想し合ってチエやアイディアの源泉であるデータベースとなります。
この差は凄い事だと思いませんか?
起こり来る事総てを糧に出来るとは、そういう感覚です。
基礎を蔑ろにしてノウハウを聞きたがる・・・やがて忘れるだろう単なる知識で終わらせる・・・。
なんと硬直したアタマなんだろうと気の毒になって来ますが、そうなるのも日常からの単なる癖が、その様な融通の利かない思考回路を作り上げてしまうのです。
そう言う思考パターンを繰り返しているからです。
様々な潜在抗力が邪魔もしているのですが、自分で作り出しているアスペルガー症候群の一種では無いかと思える程です。 ※アスペルガー症候群→空気が読めない人・察しが悪い人
場の空気が全く読めないと言う訳では無いのですが、それが自分の中で起こっているのかもしれません。
とにかく、例え話から自分への応用が、自らの頭脳では殆ど効かないのです。
何かを聞いて、「だったらこうすればいい」とか「自分だったらこうする」が全く浮かびません。
他人の体験等は総て自分の笑い話。
聞いて笑って同情したりして、そして忘れて終わりです。
「人の立場からはそれがどの様に見えているのか?」とか、「その人はどの様に感じているだろうか?」と言う発想を持ちません。
発想を持たないから、そう言う部分の思考領域が広がりません。
思考停止状態です。
傍目には、実にドン臭い訳です。
何故、その様な思考パターンになってしまったのでしょうか?
そういう事も、原理原則に基いて人間観察していると、自然に見えて来ます。
我々は理解が難しい人を見て「何故、そうなってしまうのだろう?」と言う質問を以て挑めばいいのです。
そういうパターンに陥っている人は、「もし自分がそうだったら」と自分に当てはめて考えないのです。
人の立場に立つ・人の立場に身を置くという、そういう思考パターンが殆ど形成されていないのです。
そう言う事が重要だと教わっていないからです。
自分に置き換えて考えてみる癖が無いので、応用や例え話からなかなか理解が起こり難いのです。
例え話から、自分をその様に想定して考える事が自然には出来ないのです。
とんでもない保留癖です。
自然に訓練される状況に自らを置かない為、全く未熟で未発達になってしまっている感覚です。
保留癖も幼少期から育てるとここまで成長するのかと、何が原因だったのか気の毒になってしまいますね。
世の事象を見渡して、応用が利く、イメージのストックが出来ていません。
自分以外は総て他人事です。
それらの所為で、思考領域・思考のパターンが広がらず、実に狭い世界に閉じ込められています。
こんな悪癖を許していたのでは、何を見聞きして学ぼうとしても、思考の枠も認識の世界も広がりません。
こういう人は人の話を聞き取るのも苦手です。
「人が何を言わんとしているか」という考えを持っていません。
ですから誤解するのは得意です。
人の話を最後まで聞かず、途中で会話を自分からブチ壊したりします。
理を一つ一つ積み重ねて理解を進めるという事、人の話を受け止めて聞くという事がなかなか出来ません。
話を最後まで聞かず、きちんと聞けば誰でも分かるレベルの話でも、単なる言葉や例えに対して揚げ足を取る様に感情的に反応し、自分の勝手でしかも未熟な先入観に囚われ、拘って偏って行きます。
本人を裏から支え上げる様な導きの叱責も、本人の早とちりで「屈辱された」とまるで逆に捉えたりします。
よく聞き取りさえすれば、実はどれほど応援してもらっているかがさっぱり分からないのです。
そうするともう、人と深いコミュニケーションが取れなくなります。
そして本人が一番苦しみます。
当然そんな状態では本人に進歩は有りません。
これが為になる話なのに自ら排す姿の一つです。
「それって如何いう事?」というちょっとした質問も持たず、自分の非が見つかってもなかなか認めません。
人間は間違いを犯しますが、「素直に非を認める事が爽やかである」という事を未だ知らないのです。
自己防衛本能が、とても歪(イビツ)に成っているからです。
こうして心の発達に障害を創り出すのです。
でも、こういう事柄は、知能や障害の所為では無く、単に人間としての訓練不足で未熟なだけです。
自己中心的な状態から成長が無いだけです。
そう言う事が大切だと教えられなかった事が原因です。
そして、ちょっとした「自分に問い掛ける質問」を持たない為に、この様な心理状態に陥ってしまうのです。
当シリーズの記事では、成功を志向している方々を前提に話を進めていますが、「ポーラスター・プログラム」では、個人個人の問題点発見の方向からのモティベーションに重点が置かれています。
故に、この様な個々人の持つ問題点の解説事例が満載です。
とても面白いですよ。
リーダーを目指す人にはとても役に立つので、参考事例としてのストックをどんどん増やして下さい。
クライアントの抱える本質的な問題点が手に取る様に解って来るので、指導がとても楽になります。
紹介序(ツイデ)に言いますが、落とし込む感覚を啓くと、人の経験を非常に安価で買う事が出来ます。
落とし込む感覚を啓くと、そして「タオめる(→022)」を自分のモノにすると、見聞きするだけで人の経験から幾らでも自分の事として学べる様になるからです。
見聞きするだけで・・・この凄さに目を覚まして下さい。
「賢者は歴史に学ぶ」とは、そういう感覚が啓いている事を指しています。
成功者はそういう感覚が有るからこそ、高額なモノでも惜しみなく自己投資が出来るのです。
必ず元を取って、投資のそれ以上に取り返すからです。
弱者は、そういう成功者に内在している感覚のbeingを見ないまま、そして見せられもしないまま、doingの「教材を買うと言う処だけ」を真似します。
「賢者は歴史に学ぶ」の意味を勘違いし、「真似をしたら何とか成るだろう」とする結果志向だからです。
賢者になっていない内、つまり強者に成っていない内は、歴史に学べる感覚が在りません。
Beingたる原因を見極めようとする発想が無いので、弱者は次々とこのワナに入って落ちるのです。
落とし込む感覚が啓けないと、投資するお金はドブに捨てるのと同じ事になります。
弱者が高額教材に手を出すなら、落とし込む感覚を啓く為の訓練ツールと考えて取り入れる事です。
もし既に何らかの高額教材を手に入れているなら、訓練ツールと考えて、復活させる事です。
話は元に戻ります。
感覚の発達する人は、日常の中で、常に「自分だったら如何するか?」とその場に当てはめて考えます。
そういう質問力を育てるのは「決意決断1000回反復トレーニング20分間」と同じです。
これからの潜在能力開花法 「落とし込みのテクニック」
こう言う意識の力となって力を発揮する文言を一つ一つ落としこみ、潜在能力を育てましょう。
人の立場からはそれが如何見えているか、人は如何感じているかと想いを寄せるだけで、そういう感覚は幾らでも発達して来るのです。
そう思うだけでいいのですから楽なもんです。
それを心遣いと言います。
これはもう、その様に感じるか如何かはその人の癖の次元です。
考えない人は一切考えません。
でも、その結果如何なりますか?
良くない癖はデメリットしかもたらしていません。
だったら、良い癖の方を選択し、落とし込めばいいのです。
この理が解れば、我々は更にそれを応用させ発展させて、どんどんセンスを磨きましょう。
賢者に成れば歴史に学ぶ事が出来ます。
人の経験を見ているだけで自分に落とし込む事が出来るのです。
瞑想し、心の中で「認識したあらゆる事象」をいつも自分に置き換えるシミュレーションを行うからです。
イメージと言う疑似体験だけで、そのエッセンスを自分のモノとする事が出来るのです。
潜在意識には自他の区別も出来ませんし、現実とイメージの違いも理解出来ません。
賢者は、そういう原理を言語化してはいなくても、見事にその感覚だけは自分のモノにしているのです。
だから賢者になってしまうのです。
やっぱり「落とし込む」という感覚が、ここでもキーワードになっていますね。
「それを自分だったら如何するか?」と言う質問を常に持って、他人が経験している事を眺めるのです。
例え話は必ず自分に置き換えて見るのです。
一旦自分の脳で再描写する事です。
そしてそれを癖にしてしまうのです。
それが出来る様になったら実に楽しいですよ。
人の経験を見ているだけで、そういう質問が勝手に湧いて来る様な質の形成をイメージし、目標とし、達成して下さい。
これは愛の力を育てる訓練にもなっていますから。
何度も反復して再びここに来た時、それは「既に癖に成っているか如何か」と自己チェックして下さい。
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
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