潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
089 統合分離表の見方 その2「分離側の心遣いとは何か」。
人間はそれが本当に損を招くモノだと知っていたら、誰だってそれをする事は有りません。
しかし、いつの間にか損する事を仕出かしてしまうというのは、それが損する事だという自覚が最初に無かったという処に在ります。
それが損すると分らなかったから行為してしまった訳です。
詐欺に引っかかるのは全部そのパターンだと言えますね。
最初から騙されると知っていたら、誰がそんなモノに手を出すでしょうか。
いる訳が有りません。
そして投資話の様な、大勢の人が乗せられてしまう結果的に詐欺になる様な例を見るなら、騙される人と、騙されない人に分かれている事が判ります。
人の感じ方というモノは人それぞれです。
騙されない人は怪しいと感じて避けようとし、騙される人は儲かるだろうと感じてそれを信じる訳です。
この様な感じ方の差は、一体何処で付くのでしょうか?
徳が有れば直観という事も有り得るでしょう。
しかし、モノを見る眼の在る人は、物事の道理を考える能力が有ります。
「何故それがそうだと言えるのか?」「それがそうだとその先如何なるのか?」という質問が認識の第四段階にアンテナとして立っており、その答を見付け出そうとするセンスが常に働いています。
そのフィルターを通して物事を眺めるというのが、その人にとっては自動的であり自然な事なのです。
そしてその周囲に漂う様々な情報から推論し、整合性が取れる道理を見出して、その話の本質を見抜く訳です。
そしてそこから、それを信じるべきかそうでないかの判断が生まれる訳です。
原因追求型の思考とはそういう事です。
しかし結果志向型の人はその様に考えません。
道理を観ようとする発想が無く、周囲の人が如何判断しているかと、その数や雰囲気で判断します。
如何してかというと、自分の判断力に自信が無いからです。
微細な責任を回避しているとそうなります。
また、道理が観えないのですから判断力が育つ道理も有りません。
こんなループの中にいます。
サクラに「儲かった儲かった」と演出させれば、結果志向型の人間を騙せると詐欺師たちは知っています。
有名人等を看板塔として使うのはその為です。
自分で見極め判断する力が無い人は自分で考えません。
「あの人がそう言うから」という判断で自分の決定を決めるというのは、もうその人の質にまでなっている心の癖ですね。
自分に自信も判断力も有りませんから、そうするしかないのです。
それでも徳が有れば、良い人を信じますが、徳が無ければ詐欺師を信じてしまいます。
この様に結果志向型の人は、真実を見極める能力が非常に乏しい訳ですが、そう言う意識が形成されるのも無自覚な反復の癖の結果です。
原因を観ようとしない心の癖です。
目先の楽の誘惑に負け、些細な事を積み重ねる事とその責任を引き受ける事を避け続けて来た結果です。
また、逃避質問と保留癖とブロック思考の「とほぶる」感覚を長年に渡って繰り返したその力積です。
自分が損を被るであろう結果が、見抜ける人にはちゃんと前以て感じられ見抜かれているのに、それが見抜けないという事は、その人の人生は「砂漠のダチョウ」になっているという事です。 →065
こう言うタイプの人は、自分に損をもたらす敵が、内外に渡って見抜く事が出来ません。
結果志向型の人は、嫌な事は見なければいい、聞かなければいいとしているからです。
自分の真の敵は、自分の内側に存在している等、発想した事も有りません。
敵は常に外部です。
原因追求型の人は痛い話に耳を傾け、その不快さの発生原因である自分自身を改造して行きます。
しかし結果志向型の人は、耳に痛い話を不快、つまり苦の原因と捉え、今起こり来ている処の結果である「耳に痛い話」を取り除いたりそれを聞かない様にする事で、その不快を味わわなくても済む様にする訳です。
そしてそういう結果志向型の人は、益々自分自身で考えない様にする思考パターンを強めて行きます。
何故なら、自分で判断すると失敗するというイメージ的結論が既に出来上がっているからです。
そう言う思考パターンが自分に失敗を導く事に成っているという道理等、知る由も有りません。
自分で考え判断したらその責任は自分に在るという事に成りますから、責任転嫁したい人は益々考えなくなります。
こうして悪循環を強めて行く訳ですが、それも同類親和の法則通りです。
人生が「砂漠のダチョウ」になっていると、自分の内側の損をもたらすモノも観る事が出来なくなります。
こうして結果志向型の、見たくないから見ないとする、好き嫌い判断は強まる一方です。
自分が原因追求型であるか結果志向型であるかは、自分にとって耳に痛い話に真摯に耳を傾け続けられるか如何かで直ぐに判ります。
結果志向型を自分に許すとしたら愚かに成りたいと言っている様なモノです。
潜在意識には、それを良しとするデータが入っているという事です。
それに同類親和の法則が働きます。
この状態が潜在意識の言語では、それが潜在意識に与えている目標になっている訳で、これが無目標という恐るべき潜在意識の目標設定なのです。
潜在意識は損得を判断しません。
結果を見なければ不快を味わわなくても済むとする、愚かな「砂漠のダチョウ」に成ってはいけません。
感じ方というモノは、その様に2種類に大別出来ます。
為に成る感じ方か、為に成らない感じ方かと言う様にです。
それに意図が加われば、為になる心遣いか、為に成らない心遣いかという事になります。
為に成るかならないかという事は、古今東西の賢者・覚者・偉人・成功者等の実証した人の言動や教えの最大公約数を基軸にしていれば観えて来る事ですが、本来は自分のハートに聞けば自然に判る事です。
為に成る感じ方や心遣いは建設的であり、為にならない感じ方や心遣いは破壊的です。
善か悪かという基準は、時代や思想によって総て基準が違って来ますが、建設的か破壊的かという観点は、ハートの声に耳を傾けるセンスさえ有れば、自明の理として見えて来るモノです。
建設的な感じ方か破壊的な感じ方か、また、建設的な心遣いか破壊的な心遣いかという訳です。
普通、その様な視点で感じ方や心遣いというモノを見る様には、現代人はまだ教育されていません。
しかし確かにそういう視点は在りますし、このモノの見方は自己改革・自己再生に大変役に立ちます。
寧ろこれを知らずしては、自己改革や意識革命などと叫んでも、絵に描(カ)いた餅で終わります。
私達のカンファートゾーンは、自分の居心地がいいとする感じ方で形成されています。
しかしその中には、建設的な感じ方も在るでしょうが、破壊的な感じ方も存在しています。
建設的な感じ方の方には、自然にちゃんと自覚が在ります。
しかし、破壊的な感じ方の方は意識して見ようとしないと見えて来ません。
ですから自分の中に存在する破壊的な感じ方を知覚するには、この様なプログラムを通してその存在に気付き、それに意識の光を当てて消す必要が在ります。
どうぞいつも統合分離表 を御覧下さい。
破壊的な感じ方とは、心的態度が分離側を向いているという事です。
その破壊的な感じ方こそ、顛倒夢想であり、潜在抗力のデータベースとなるモノなのですから。
当シリーズの記事や私の一連のプログラムの問い掛けに応えていると、それが見える様になります。
カンファートゾーンの中が、建設的な感じ方ばかりになれば、それはもう天国の始まりです。
何故なら、好きな事を好きな様にやっているだけで、人生はどんどん建設的になって行くからです。
破壊的な事は嫌いに成っているのですから当然ですね。
実に簡単な道理です。
例えて、財布の中から一切の請求書が全部現金に変わった様なものです。・・・否、それ以上です。
ですから人生、漂い行く所が総てパラダイスになるのです。
成功や幸福にならない訳が有りません。
その事を知っていた賢者や覚者達は、昔から道徳や宗教を通じて「どうすれば良いか」を教えようとしていましたが、普遍的なカリキュラムにする事は出来ませんでした。
かろうじて、彼らからのメッセージを伝えようとしても、途中で政治的な意図が付け加えられたり解釈が捻じ曲げられたりして、多くの経典等の解釈が真理の理解からは程遠いモノになっています。
ですから現代人には、左脳的理解を通じて、右脳を開発するカリキュラムが必要なのです。
今、貴方は人生が自由自在になる予感を感じていますか?
成功や幸福がまだまだ程遠いと感じるなら、未だ自覚の無い破壊的な感じ方が潜んでいるという事です。
では改めて、建設的な感じ方とは如何言う事でしょう?
また破壊的な感じ方とは如何いうものでしょう?
部屋でも車でも綺麗にしようとする場合、飾り付けやインテリアに凝る前に、掃除する事が先です。
同じ様に、心も破壊的な感じ方の存在を知り、それから先に片付ける必要が有ります。
よく見たらそれは、ハートを覆うゴミの様な存在ですからね。
15で統合分離表を紹介しました。
建設的な方向を統合側、破壊的な方向を分離側といいます。
建設的な方向は一元性の一つにまとまって行く世界ですが、破壊的な方向は分裂してバラバラになって行く世界だからです。
およそ人の感じる感じ方・感情に関する語句、心遣いに関する語句を対比的に並べてみたらいいのです。
そして、その感じ方一つ一つに付いて、自分はどちらかな、どちらよりかなと考えて見るのです。
今まで、その様に見るという思考技術を知らなかっただけですから、見ようとすれば見えて来ます。
分離側は、何かから切り離されているという感じ方が根底に在る故に不安が生じ、その度合いが高まって恐怖となり、それを何とかしようとしてあらゆるネガティブな感情へと変化増大して行きます。
まず一般的に理解されている事は「マイナス思考」という概念です。
これが為に成らないという事は、多少勉強した人なら誰でも知っている概念ですね。
そこを掘り下げて考えて行くだけで、連鎖的に「為にならない破壊的な分離側の感じ方」は次々と見つかって来ます。
原因追求型の人は勇気を絞り出しますが、結果志向型の人は「砂漠のダチョウ」のままです。
不平不足の心は何故ダメなのか、子供でも分かる様に説明出来るくらい、自分のアタマの中では整理されていますか?
痛い話に耳を傾けないのは「砂漠のダチョウ」だと子供に教えましょう。
それはどんなデメリットが有るのでしょう?
マイナス思考の人は、何でも悪く捉える傾向が強い人です。
為に成る話を聞いても責められると感じるし、嫌な事からは直ぐに逃げ出そうとして、立ち向かいません。
最初から諦めを持った心的態度で接し、問題は総て自分以外に有ると感じ、責任転嫁の癖が有ります。
他に責任転嫁出来なければ、それは自責の材料になり、それと同時に許さない心を育ててしまいます。
自分を責めると同時に人も責める心的態度になっていて、自分が変わろうとはせずに人を変えようとします。
思い通りにしたいと考える心は、人の自由を認めず、囲い込んで「人を牧場の牛」にしたがります。
支配欲です。
自分の真実に付いては目を背(ソム)けて見ない様にし、たとえ為になると教えられても認めようとしません。
良い事は人には伝えたくないし、人のケチを探すのは大好きで、嫉妬はしても賞賛が出来ません。
見栄を張ったりして、見下せる対象を見つけたら優越感を感じますが、本当はコンプレックスの塊です。
プライドは高くても自尊心が低いので、簡単に人の言葉に傷付いたりします。
ちょっとした事に囚われ拘(コダワ)って、なんでも無い事でも深刻に捉え、人間観も大変に偏っています。
頑固で間違いは認めないのですが、圧力に屈するならヤケになったり開き直ったりします。
自分の考えを押し付ける癖が強く、人の立場から考えて見ようとする心のゆとりも有りません。
目下の者に対しても、人の成長というモノを見守る事が出来ず、ちょっとした事でも直ぐにイラつきます。
人に親切をするとしても、その裏には打算や見返りを願う心を持っていたりします。
非受容性が強く、心も閉じているので、人の心も掴めないし、理解出来ないので孤独になって行きます。
感謝力が有りませんから寂しがりやで、人によっては依存心も強く、他の人から慰めを貪ろうとします。
正義?一体何それ?という感じで、どうせ自分がやらなくても誰かが何とかするだろうと考え、逃げる事が第一で、だいたい何事に対しても言い訳が多く、そもそも出来る理由を探そうとする発想がありません。
怒りや貪り、無知でも平気で、慢心は強く、疑うばかりで信じませんし、何事も偏見で見ます。
人の幸せが憎くなって、嫉(ソネ)む様になって来るともう重症です。
臆病を隠す為に卑怯な方法を発明し、それが高じると、邪悪性を発達させます。
内に向かえば、神経症からノイローゼ、自律神経失調症、更にそれを過ぎれば精神は分裂してまとまりを失い、統合失調症と医者に診断される状態になってしまいます。
この様な感じ方は、総て為にならないので分離側というカテゴリーで括っています。
分離側って嫌ですね。
これらは、幾ら知らないとは言え時間を掛けて反復する事により、精神の進化にブレーキを掛け、自分の人生を破壊する力となってしまうのです。
ドキッとした処は今から改善すれば良いのです。
そのやり方は今までの記事の中で総て述べてあります。
忘れて欲しくないのは、自分は勇気か、それとも砂漠のダチョウかという事です。
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
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