潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
094 意識の成長と進化 その1「物理(肉体)次元と意識次元は、苦楽を引き寄せる法則が逆さま」。
自分の人生を幸福や成功に導くには、その他何でもですが「この世には法則性が有るなぁ」と気付くか如何かです。
言い換えると、何でも物事にはコツというモノが有るという事です。
自分に起こり来る様々な事を眺めていて、そこに秩序が有る事が見出されるか如何かです。
如何したら如何なるかを観察する能力が有れば、そこに宇宙の秩序というモノが見出される訳です。
この能力を帰納的能力と言いますが、帰納的とは、個々の具体的な事例から一般に通用するような原理・法則等を導き出す事です。
この能力が発達して来ると、今度はその法則性を使って「こうしたらこう成るだろう」と予測が立てられます。
この能力を演繹的能力と言います。
原因追求型の思考訓練が重要なのは、この機能的能力と演繹的能力を発達させる為です。
物事はどの様な秩序に沿って流れているか、その法則性を見出し、その法則性に従って自分のしたい事を計画立てたらいい訳です。
結果志向型の人はそういうモノが有るとは発想もしない人です。
現代多発している社会問題から、その一例を見て見ましょう。
昔の様に子供の取っ組み合いのけんかをさせられなくなった現代、相手にどの程度の攻撃を加えたら如何なるかが分からない人達が増えていると思います。
自分が急所や痛みを知っていればこそ、それを相手に加えたら如何なるかが分かりますから、手加減するという事が出来る訳です。
しかしその手加減というモノが、全く分からない人間が増殖しています。
それが一番憂うべきは、子供や弱者に対する暴力です。
大人にはちょっとした事でも幼児には致命的です。
連日ニュースの、親に「躾」と称されて、手加減を知らない親の暴力で簡単に命を落としてしまう子供達。
何んという悲劇でしょう!
何故そんな事が判らなくなってしまうのでしょう?
ここにもメディアを支配する者達の意図が読み取れます。
漫画やゲーム・映画では、実際なら一発食らったら即死する様な攻撃でも、幾らでも平気で立ち上がって来ますから、こういう視覚教育も人間の感覚を狂わせる事に大いに役立っている訳ですね。 →025
また、愛が大切とは言いながら、男女が愛し合う姿を具体的に表現する事は犯罪として取り締まられます。
しかし血みどろになる暴力シーンは、幾ら描かれても罰則には成りませんね。
何故でしょうね?
この様な視覚教育は、人々の心にどんなサブリミナル効果をもたらしているかを考えねばなりません。
これは私が他のコンテンツでも多々指摘している処のほんの一例ですが、情報の流され方・報道のされ方を見ていて、支配者の意図が読めるというのもインテリジェンス能力であり、帰納的能力によるものです。
何故それがそう成るのか?如何してそういう事になるのか?・・・こういう質問を常に抱いて帰納的能力を発達させましょう。
そうするとそこに法則性が見出される様になり、自分でその感覚を掴む事が出来ます。
そうすると「それがそうだとその先如何なるのか?」という事が自分でも見出せる様になるのです。
それが解る感覚が啓けば、チャンスも種の時点で掴み取る感覚が啓くのです。
そんな中で、私が見出した最も重要な法則「これに気が付いていないから人類は未だに混乱し続けている」という、一つの法則をご紹介しましょう。
この法則を通してモノを観たり考える事が出来れば、人生問題の総てが氷解して行きます。
それが「物理(肉体)次元と意識次元は、苦楽を引き寄せる法則性が逆さま」と言う法則です。
多くの人は、自分が自分自身であるにも係わらず、何故か自分の思い通りに自分を動かせません。
その様な状態に在っては、他人はもっと思い通りになりません。
自分の思惑通りに事が進めばそう成ると思うのに、中々そうはなりませんね。
何故でしょうか?
それはそうするのが良いと信じて、分離側の心遣いで事に当たるからです。
しかしその分離側の心遣いは、顛倒夢想と言う逆さまの感覚なので、自分なりの努力を重ねるほど混乱はもっと増大し、それは最後に破局を迎える事になります。
今、全世界・人類全体がそうなっているのです。
現代と言う時代は、その人類の殆どに於いて、分離側の心遣いは自然に発達してしまう様です。
何故、人は原理原則を学習しないでいると、分離側の心遣いが自然に発達してしまうのでしょうか?
何故、混乱を作り出してしまう様な構造が心理メカニズムに存在しているのでしょうか?
そしてそれが在るという事には如何いう意味が存在しているのでしょうか?
この3つの質問は重要です。
この謎を解き明かす事は、成功を超え、アセンション(魂の次元上昇)という「人間の進化」を意味します。
それは何も神秘的な怪しげな事ではありません。
ちゃんと実証に基いて理論化出来ている学問です。
その様な、私達人間に混乱をもたらしている一番の原因を私は明らかにする事が出来ました。
天動説をもたらしたコペルニクスの様に、これは精神世界史に大転換をもたらす発見です。
そして、それはやがて実社会にも、とてつもない影響を与える事になるでしょう。
何故なら、総ての人の潜在能力を開放するこの謎を解いた人が今まで何処にもいなかったのですからね。
でも、それは難しい事でも何でも有りませんでした。
自然を深く観察し、人というモノを洞察力を持って観察している内に自然に観えて来る事です。
私がその様なモノの見方に気付いて解った事は、高校の物理、否、中学の理科より易しいという事でした。
普通の小学生でも聞けば理解出来る程の解りやすい理論だったのです。
貴方もこの理を聞いたら、その原理の単純さにきっとビックリしてしまいますよ。
話を進めましょうね。
磁石はS極とN極が引き合い、同極同士が反発する事は子供でも知っている知識です。
電気も同じで、+極と-極は引き合いますが、同極同士は反発するのです。
およそ、物理次元に働く関係は、陰陽であれ♂(オス)♀(メス)であれ、異極同士が引き合い、同極同士が反発する関係になっいます。
ところが、意識次元を観察して見て下さい。
そこには同類親和の法則が働いています。 →008
似た者同士は引き合いますが、異なる者同士は反発し合います。
イデオロギーや宗教を見たら判りますね。
およそ意識が介在する処に働く性質は、物理(肉体)次元の性質とはまるで逆さまです。
同極同士が引き合い、異極同士は反発するのです。
趣味や意見が合えば引き合いますが、意見が異なれば反発し合います。
オレとお前はウマが合うとか、性格の不一致が離婚の原因という訳です。
ところが、物理次元はプラスとマイナス(異極)が引合い、プラスとプラス・マイナスとマイナス (同極)は反発し合います。
しかし、意識次元は同極同士(似たモノ)が引合い、異極同士は反発するのです。
意識次元はプラスとプラス・マイナスとマイナスが引合い、プラスとマイナスは反発するという事です。
その部分が統合側の質の人は、その部分が分離側の質の人に違和感を覚え、嫌悪を感じます。
その部分が分離側の質の人は、その部分が統合側の質の人を妬み嫉んで嫌います。
物理次元に働く関係と、意識次元に働く関係はまるで逆だという事がこれでお解かり頂けますね。
そして更に意識次元を観察すると、プラスとプラスは惹き合って上昇しますが、マイナスとマイナスは引合って下落していきます。
また、マイナスはプラスに反感、つまり無視や嫌悪を覚えて下落に加速を掛けます。
つまり統合の質は更に同類を呼んで直感的判断力等が成長して行きますが、分離の質は更に同類を呼んで顛倒夢想を増やし、下落して行くのです。
持っている者は与えられて益々持つ様になるが、持っていない者は持っている物まで取り上げられるであろう。
イエス・キリストもその秘密に気付き、ちゃんと私達に教えてくれていました。
この原理を元に、物理次元、つまり肉体次元に起こり来る苦と意識次元に起こり来る苦を考えて見ましょう。
例えば、火事や敵等の危険は、そこから逃げれば安全になります。
欲しいモノは、食べ物でも異性でも奪えば手に入ります。
動物世界は皆そうです。
これが肉体次元です。
苦からは逃げ出し楽には寄って行けばいいのです。
動物は総てこの原理で、淘汰し進化して来たのです。
動物は時間も自分の死も認識出来ませんから、恨みを残す事も、将来に希望を持つ事も出来ません。
その瞬間だけの快か不快か、つまり好きか嫌いかだけで判断していれば良かったのです。
それが動物次元に於ける、快や楽、即ちそれを得る事が健やかに繁栄して行く為の獲得方法だったのです。
しかし人間は動物である事に付け加えて、意識次元を啓いてしまいました。
意識次元が拓けたとは、時間が認識出来、それに付いて思考出来る様になったという事です。
そうすると、何か動物次元とは様子が全く変わる現象が出現し始めたのです。
自分の持っている物理次元のお金や物は、誰かから奪えば増え、誰かに与えれば減ります。
10万円を持っているとして、他の9人に1万円づつ上げたら、残りは財布に1万円しか残っていません。
これは動物的な感覚なので誰でも分る事です。
ところが意識次元に働く「苦楽を引き寄せる法則」は、物理次元肉体次元と逆さまになっています。
意識次元の心遣いの性質をよく観察して見て下さい。
愛でも憎しみでも嫉妬でも勇気でも、出せば出す程、それは育ってその想念は増えて行きます。
憎んだり嫉妬していると、益々許せない気持ちが育って行きます。
また、立ち向かう勇気や愛は出せば出す程、それも育って強くなって行きます。
如何でしょう?
便秘なら出したらすっきりします。
これは肉体次元ですからね。
しかし、過去の嫌な嫉妬や憎しみを思い出して心に描いたら、「ああ、これでスッキリした」とそれは自然に減って消えて行くでしょうか?
思い出して益々気分が悪くなりますね。
では、誰もが欲っする次の様なモノは如何でしょうか?
愛・友情・信用・信頼・平安な心 etc.
これらは奪えば手に入るでしょうか?
答えは誰でも分る通り「否」ですね。
これらは奪って手に入る様なモノでもお金で買える様なモノでもありません。
愛など、奪おう、貪ろうとするから逆に消えて行くのです。
ストーカーになる人は、情けない程にこの事が全く分かってい無いという事です。
これらの欲しいモノは然るべき何かを準備して、向こうから賜物として転がり込んで来るのを待つしか有りません。
つまり、欲しければまず自分から何かを与えないとやって来ないのです。
また、精神的な苦痛から逃げたら、それは解決するでしょうか?
精神的な苦、およそ意識が介在する処から発生する苦は、逃げたところで如何にもなりません。
・親子関係問題・夫婦関係の問題・職場の人間関係の問題・経済的な問題・心が引き起こす病気の問題
・自分自身の才覚の問題・将来の不安に対する問題 etc.
その詳細を一々上げていけばきりが無くなる程、精神や心に関する問題は出て来るでしょう。
脅したり力づくで何とかしようとする程、問題はこじれて解決出来なくなります。
これを教えてくれるのが、イソップ寓話の「北風と太陽」です。
しかし精神的な苦は、意識次元に於いては、立ち向かえば解決して消えるのです。
逆に逃げ出せば、心は成長しないので同じ次元の問題を何度でも引き込んで繰り返す事になります。
これらの解決したい事も同じ様に準備して、向こうから賜物として転がり込んで来る結果を待つしか有りません。
まとめて見ましょう。
物理(肉体)次元の楽は奪えば得られ、与えれば減り、苦からは逃げ出せば楽になり、苦に飛び込む事は更に危険を増大させます。
しかし、意識次元の楽は奪おうとすれば失い、与えれば逆にやって来るのです。
また、苦に立ち向かって飛び込むと解決して消えるのですが、苦から逃げようとすると、逆に複利を携えて圧(ノ)し掛かって来ます。
意識の次元は、苦楽を引き寄せる法則性が物理次元とは逆さまなのです。
現代人は、意識次元と物理次元の法則性を分けて考える事をせず、混在させたままなのでとんでもない混乱を生じさせているのです。
逆効果の法則と呼ばれる現象の原理がこれです。
意識次元で起こり来ている事象に、物理次元の法則で対応しようとしているからです。
それでは期待した事とは逆の事が起こって当然ですね。
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
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