物理(肉体)次元と意識次元は苦楽を引き寄せる法則性が逆さま

 物理次元はプラスとマイナス(異極)が引合い、プラスとプラス・マイナスとマイナス

 (同極)は反発し合う。

 しかし、意識次元は同極同士(似たモノ)が引合い、異極同士は反発する。

     プラスとプラス・マイナスとマイナス  プラスとマイナス

 プラスとプラスは惹き合って上昇するが、マイナスとマイナスは引合って下落する。

 マイナスはプラスに反感(無視・嫌悪)を覚える。

意識次元は似たものが集まる。

同類親和の法則・類の法則

 持っている者は与えられて益々持つ様になるが、持っていない者は持っている物まで

  取り上げられるであろう。イエス・キリスト

涅槃の状態・彼岸からは、此岸(常識・現実俗世界)が、逆さまに見える様になる。

 (但し、実はこちらが「正見」である。

 苦が生起するのは、自分の感覚体系の何処かが顛倒夢想を起こしているから。

 顛倒夢想を起こし苦しんでいるのは逆さまにモノを見、感じているからである。)

顛倒夢想とは「建設的なのに嫌い・破壊的なのに好き」となっている感覚体系。

 これを知り、その一つ一つを変容させる事が涅槃へ至る鍵になる。

 動物時代のプログラムを、意識世界に住む人は、人間プログラムに書き換える事だ。

  無意識に分離側の感じ方で反応している状態から、統合側の感じ方で感応する状態へ。

 それが修行、そして意識は成長し個別に進化して行く。

  原則・・「意識世界では、+は+と引合い−は−と引合う。+は−と反発し合う。」

 抵抗と引き戻しのメカニズム(錯覚の苦)を知り、その現象を乗り越える。