潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
070 落とし込む感覚が啓けば、何でもエッセンスが汲み取れる様になる。
当シリーズでは、「落とし込む」とか「自動化する」という言葉をよく使っていますが、その事に付いてより深く理解出来る様に、具体的な例で説明して見ましょう。
そのニュアンスが掴めると、発展的に推測したり想像出来、「ではこういう場合もそうか」と、それが希望的道しるべになるからです。
落とし込む感覚が啓いていると、どんな感じなのかを理解する為に、色々例えてみましょう。
それは練習の結果、自然に出来る様になってしまった事を考えて見るとよく分かります。
・車の運転を知っている人といない人・楽器が演奏出来る人と出来ない人
・母国語以外の外国語が話せる人とそうでない人・右利きの人が右手で書く文字と左手で書く文字
・電子機器やIT技術に詳しい人とそうでない人 等々、幾らでも有りますね。
或る一定期間、その分野の知識や技術を訓練すれば、誰でもある一定の習熟レベルに到達します。
そしてそれは、深く考えなくても自然に出来る様に成って行きますね。
その知識や技術は落とし込まれて、自動化した訳です。
達人になると、それはもう自律神経化レベルです。
神技と呼ばれる様な職人芸・アーティスト・アスリート等はその典型ですね。
そしてその様に、形に現れるモノは誰にでも見えますから、誰でも簡単に理解出来ます。
しかしこの「落とし込む」とか「自動化する」という現象をより深く洞察して行くと、それは目に見える技術的な事だけではありません。
よく見ると、「感じ方」というモノも「落とし込む・自動化する」何かが有るのです。
また、神技と呼ばれる技術レベルに到達するにも、それ以前の何かの落とし込まれ、自動化している「感じ方」がそれを導いているのです。
落とし込まれ、自動化している「感じ方」というモノに付いて着目しましょう。
私達が日常生活を送る中で、良し悪しは別にして、落とし込まれている「感じ方」は色々有ります。
成功を目指すに在って、落とし込まれている悪しきモノの代表は「とほぶる」感じ方でしたね。 →025
出来ない理由・しないで済む理由が自動的に見付かって来る逃避質問、その瞬間に来ている決意決断をせずちょっと保留するという癖、そして思考が建設的に連想しないブロック思考。
逆に強者は「タオめる」感覚を持っている為、それを強者の質と呼んでいる訳です。
「タオめる」とは、出来る理由を探し続ける立ち向かう質問、良い知識や概念をその瞬間に取り込もうとする落とし込む感覚、そしてそれらを醸造する処からインスピレーションを引き出す瞑想習慣でしたね。
これらが、その良し悪しを考える以前に既に自動化してしまっている処から、そう言う感じ方が落とし込まれていると見る訳です。
これが即ち、落とし込まれると自動化するという事なのです。
何でもよく観ると、落とし込まれているモノは自分にとっては自然な感じであり、深く考えずとも自動化しています。
為にならない悪い事でもそれが落とし込まれていると、本人にとっては何の違和感も有りません。
心の眼を良く見開いて、この現実を直視しなければ、「そのままで良いのか如何か」さえ分かりません。
それが習慣化していると言う事ですが、良き習慣を身に付けるには積極的な反復が必要です。
成功に必要な知識・マインドセット(心構え)・考え方・スキルなどの習得も同じです。
まずは良くなかった感じ方の習慣に気付き、それがどんなデメリットをもたらしているかとしっかりイメージしなければなりません。
そしてその上で、良き感じ方を改めて条件付け、その習慣化を図らねばなりません。
それが自動化するまでは、まるで右利きの人が左手で手紙を書こうとしている様なモノなのです。
自分の利き腕では無い方の手で、そうしている事をイメージして見て下さい。
何と不便な事でしょう。
ボタン止めでも、包丁さばきでも、道具を総て反対の手で扱って見るのです。
大変ですね。
ですから、いつも手慣れた利き腕を使わず、反対側の手を利き腕にしようとする人はいません。
心にも2本の腕が有ると考えて下さい。
心的態度が分離側・マイナス思考癖の有る人は、その方向が心の利き腕なのです。
その反対もしかりです。
さて、貴方の心の利き腕は統合側でしょうか、分離側でしょうか?
そして、心の利き腕を切り替える必要が有る事に気付いたら、それは実際に利き腕を反対の手に切り替える様なモノだと心得て下さい。
大変ですか?抵抗が生じますか?・・・それが潜在邪魔力です。
何故なら、幼児は自分がどれだけ不器用でも、そんな事を感じず、モノをいじくり、器用さを発達させているという事に目を向け、そこから「0から修得して行く」という感覚を学びましょう。
この例えで、落とし込む感覚がまだ啓けていない人は、その自覚が無かったかもしれませんが、自分らしく創造的に在るのが自分の本来の姿だとしたら、如何に不自由な状態に在るか想像して見て下さい。
昔「風って何色?」と尋ねた少女がいました。
リンゴは赤、バナナは黄色等と聞いていたからです。
生まれ付き目や耳が不自由であるとしたら、それが有る事でどれだけ自由が広がるかを知りません。
能力が潜在しているのに、それを開発しない・出来ていないと言う事は不自由なのです。
例えて、人生の絵もストーリーも利き手の反対側で描こうとしている様なモノです。
更に例えると、脳が利き手の反対側で作動している様なモノです。
ここで申し上げたい事は、そんな状態のままでは不自由極まりないと言う事です。
或るレベルからは、それは凄い不自由だと見えていても、低いレベルに在る当の本人は、その不自由な事にさえ気付かないのです。
強者は弱者の思考回路が不自由極まりない事を知っています。
例えばお金持ちから見たら、貧乏人のお金に対するその思考回路が不自由極まりない事でしょう。
人間の感覚は五感という事ですが、強者や成功者はそれに付け加えて、幾つもの有用な感覚を身に付け、それらのセンサーで、お金でも時間でも健康でも自由でも手に入れる方法を捕まえているのです。
漁師や釣り人が魚を捕まえる技術を持っているのと同じです。
人間には誰しも無限の能力が有ると言われているのを聞いて、自分自身は如何でしょうか?
それを人に悟らせて上げられるくらいの確信と自由を自分の内側に感じますか?
再度、お尋ねします。
何故、右利きの人は左手よりスムーズに文字が書けるのでしょうか?
それは、右手で幼少期から練習したからです。
左は右手の様には練習しませんでした。
左利きの人はその反対です。
分離側を向いていた心の利き腕を、反対の腕に切り替えるのです。
成功に必要な知識・マインドセット(心構え)・考え方・スキル等も習慣化するまで反復するのです。
早起きとか歯磨きとか、動作に関する習慣と言う事は目に見えるので、誰でも理解出来ます。
しかし、マインドセット(心構え)や考え方も習慣であるというモノの見方は、理解し難い人が多い様です。
結果志向の人は、既に過ぎてしまって見えなくなってしまった原因に思いを寄せる事が苦手です。
それもその様に発想するという反復が、原因追求型の人に比べて、圧倒的に少ないからです。
しかし、マインドセット(心構え)や考え方と言うモノも、良きパターンを習慣化させるべき事柄です。
良きパターンを習慣化させると言う事は、良きパターンを反復して落とし込むと言う事です。
そして、落とし込むと言う事のその重要性が解って来れば、次の段階に認識を進めましょう。
その習得を如何に早めるかです。
落とし込む感覚を啓く事に加速をかけるのは、アウトプットする事です。
アウトプットとは、まず自分のブレインダンプをし、そして人に「伝える・語る・教える」事です。
その他にも「ストーリーとして書き出す・ブログで発信する・録音する」と言うのも大変有効です。
これらを実践しようとするには、最初にちょっとした抵抗が生じるでしょう。
なんせ利き腕の反対ですからね。
しかし、一度チャレンジしてみると、これらの事柄はあっという間に乗り超えられるものです。
何故なら、勇気を出してやってみると、面白くなって来るからです。
食わず嫌いはいけません。
それは、幼児がいつしか少年となり、箸や鉛筆を使いこなす事が出来る様になるのと同じです。
その為にも、一歩踏み出す勇気を持って、当シリーズの記事や「弱者の成功戦略」「けんちゃんもゆうちゃんもみんなブッダ」等を使って落とし込む感覚を啓いて下さい。
そのコツは、何度も申し上げますが、反復とアウトプットです。
学び始めの前半は、反復して新概念のインプットに重点を置き、理解がしっかり根付いて来た時点でアウトプットに重点を置くようにします。
一旦落とし込む感覚が啓くと、その後の反復が少なくて済むのは、アウトプットする様にもなるからなのです。
人に教える機会を持つ様になると、凄い勢いでその内容が自分に落とし込まれるのを感じる様に成ります。
自分の話に人が注目してくれる様になるのは実に快感な事です。
それはもう、やってみた人だけに与えられるご褒美ですね。
ここまで来ると、学んだその新概念は、自分の中で自動化し、同類親和の法則も強く働く様に成り始めるので、ちょっと見聞きした事でも即興的に話に取り込んで語れる様になります。
落とし込まれたモノというのは、そのバックに99の裏打ちも有りますから、ちょっと見聞きした事でも自分の言葉で例えたり膨らませたりして話が出来る様になるのです。
右手でスラスラと自由自在に絵やストーリーを書いている感じです。
楽器なら、心に浮かぶ旋律やハーモニーを自在に表現して演奏出来る様な感覚なのです。
これで「落とし込まれれば自動化する」と言う事の意味合いが、より深くご理解されて来たでしょうか?
そして、その感覚を啓く事は誰でも出来るのです。
反復とアウトプットすればいいだけの事です。
我々は認識のせいぜい第三段階まで来れば、それはもう置いて、次へ進むようにという刷り込みを受け、条件付けられています。
第三段階レベルではいくら多芸でも「多芸は無芸」です。
そういう命令が第四段階に落とし込まれて無意識的自動状態になっていると言う事に目覚めなければなりません。
落とし込む感覚を持つと、更なるメリットが有ります。
それはそれを啓く過程で掴む感覚なのですが、原理原則から落とし込まれて行くと、他の何を見聞きしても要点が判る様になって来るのです。
「ポイントは何か」という事が、自然に掴める感じになって来るのです。
つまり、学びに関して見聞きしている事のエッセンスが汲み取れる感覚が啓き、それも自動化するのです。
一つに秀でたセンスを養いましょう。
「一芸は多芸・一芸は道に通ずる」といいますね。
「読書百遍意自ずから通ず」・・・一度100回は繰り返すという経験をしてみる事でこれらのスイッチが次々とONになるのです。
起こり来る事総てを糧にする感覚が啓くからです。
成功して行く人の、成功に関するビジネスマインドの成長スピードは、普通の前向きの人の100倍です。
成功して行く人は、経験を総て落とし込んでいるので日毎にスキルは蓄積します。
経験を通して一発で落とし込み続けていくからです。
「人生、今を生きる」に成っているのです。
成功出来ない人は、落とし込む感覚が啓いていないので経験がスキルとして蓄積されません。
一念発起し、一旦突き抜けて「落とし込む」感覚を啓くのです。
一度100回は繰り返すという経験・・・それは例えて、人生における最大静止摩擦力の様なモノです。
一旦動き出したら、その摩擦力は減少するのです。
それを一旦超えたら、どんな得が有るのかと言う事を、瞑想的にこの「潜在意識のメカニズムを知ろう」記事全体から汲み取って下さい。
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
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