潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


028 是非知っておきたい潜在抗力の正体=「顛倒夢想」。

ある一つの事に対しても、人の感じ方というモノは実に様々です。

それを好む者、それに対して嫌悪を覚える者。

例えば、たばこ・ケンカ・甘いヨウカン・酒・異性・数学・スポーツ・チャレンジする事・陰口・生ものetc.

それは世に存在する事象の数ほど有るでしょう。

17述べた様に、

         為になる
          |   ①          ①為になる事が好き
           |              ②為になる事が嫌い
  嫌い――――+――――好き      ③ダメになる事が嫌い
           |              ④ダメになる事が好き
      ③    |   
         ダメになる

この中で、為に成るか成らないか、それは自分の認識を超えた処のモノも含みますがが問題です。

為になる事が嫌いでダメになる事が好き・・・この基本形は他にも様々な形に展開します。

真実が嫌いで嘘が好き、真実を嘘と思い嘘を本当と信じる、健康に良い事が嫌いで不健康な事が好きetc.

これらはいつかどこかで身に付けた誤った認識に基付き、感じ方が逆さまに成ってしまったモノです。

感じ方が逆さま・・・それを一つの概念、またはカテゴリーとして考えたり、注目した事がありますか?

ここに、顛倒夢想と言う言葉が有ります。

頂きがひっくり返るという事で顛倒、そんな幻を思っていると言う事で夢想。

つまり、間違った事を真実だと信じ込んでしまっている逆さまになった感覚・感じ方を顛倒夢想と言います。

これは般若心経の一節「遠離一切・顛倒夢想・究竟涅槃」(おんりいっさいてんどうむそうくきょうねはん)からです。

2600年前に、釈迦は人間の苦しみは、無知ゆえの、逆さまになった感覚「顛倒夢想」から総て起こり来ていると洞察しました。

この般若心経の一節は、「逆さまになった感覚・・・それから一切遠く離れたら、辿り着く心境は苦の起こり来ない、極楽=涅槃だ」と言っているのです。

苦が起こり来ない極楽の心境だって?いいですねぇ。人間は誰しも苦しみに塗れています。

ならば、それをそれと強く意識し、逆さまの感じ方「顛倒夢想」なるものを探究してみましょう。

人によって、親切を仇(アダ)にする人もいれば、悪気はないのに勝手に誤解される事もよく有ります。

嫌いなモノを好きと思ってしまったり、本当は好きなモノを避けてしまっていたり。

相手の仮面を真実だと信じたり、自分の虚飾や見栄を張る事が良いと信じていたり。

健康に良くないといくら聞かされていても止められない嗜好癖が有ったり。

それをしたら絶対為に成る・良い事だと解っていても続けられなかったり。

自分を助けてくれる者やチャンスを退けて、そうでない方向に引き寄せられて行ったり。

嫌いな男を好きと勘違いして、3年経ってやっとその男の真実を悟ったり。(逆もあります。)

多くの女性が、最初からこんな男だと知っていたら結婚なんかしなかったと言います。

相手が途中から変わってしまったからでしょうか?

いいえ、相手は最初からそういう質の持ち主でした。

人を見る眼が無かったというか、何かを見誤っていたのは自分の方だったのです。

最初からそうだと、相手の真実や実態を知っていたら、最初から嫌いだった筈です。

でも始めは好きと感じていました。何故でしょう?

相手は、仮面を被っていたのかもしれませんし、演出に騙されていたのかもしれません。

とにかく、してくれるだろうと思っていた事・期待していた事に全く応えてくれる人間ではありませんでした。

では何故、真実というモノを最初に見誤るのでしょうか?それこそが顛倒夢想の何たるかです。

普段の生活の中で、無自覚な自己欺瞞を積み重ねる事で、逆さまの感覚というモノは発生します。

無自覚な自己欺瞞とは、ハートの声に正直でなかったり、エゴの声に従っていた時に必ず生じています。

為になる話やチャンスを無視したり保留したりと言う時です。

慢心が、タカを括ったりナメている訳です。

また、他人の愛ある状況や自分より優れたる者・成功者に対して妬みや嫉妬を抱いていると、自分にとっての愛や成功や幸せというモノを、無意識に退ける意識の力が形成されます。潜在抗力の一つです。

何故なら、愛される事に耐えられなくなるのです。愛される事に耐えられないとは如何いう事でしょう?

それは、愛というモノに妬みや嫉妬の不快感が癒着しているので、愛されると居心地が悪くなるのです。

逆に愛の無い人にはその居心地の悪さを感じません。居心地が悪くないので好きと勘違いします。

しかし愛の無い人は、愛が無いので、喜びをもたらしてはくれません。喜びが無いので破局が来ます。

潜在意識のメカニズムが解れば、実に単純な原理です。

しかし、そう言う原理が働いているという事を知る知らないに関わりなく、そう言う思考を働かせる度に、それは「無意識の真理否定」を積んでいる訳ですから、自分の判断力は徐々に徐々に狂って行きます。

そうして、逆さまの感覚が潜在意識に増えれば増えるほど、判断力は逆さまになる訳です。

本来感覚が正しく働いているなら、選ぶべきでは無いモノを正しいとか良いと信じて選択してしまうのです。

また、建設的な意味を表す単語に、マイナーなイメージが癒着していると、建設的な意味を表す単語を嫌いと感じたり、避けるべきモノとして、自然に退けたりします。

弱者は建設的な言葉や美徳を表す言葉を自分のbeingにしようという意識が少な過ぎるし、寧ろ嫌ってさえいるモノです。また破壊的な言葉の意味が自分のbeingであっても全く平気です。

この様に見ていくと、私たちは、成功や幸せをブロックしてしまう、逆さまの感じ方「顛倒夢想」を、一人平均200~300個は抱えているのです。

人生の行き詰まりや大きな失敗、また心の病を抱えている人などは、400~500個も抱えています。

ですから弱者を脱するには、まずこの事実に気付かねばなりません。

「顛倒夢想」が増えれば増える程、タメに成る「人の話」は受け入れられなくなります。

人は平均的に、歳を取る程頑固になります。潜在邪魔力が大変強く大きく育つからです。

それは、自分の中に根付いている逆さまの感じ方に「同類親和の法則」が働くからです。

成功する人程、考え方が柔軟で人の話を良く聞くものです。

また「顛倒夢想」は、その人の言葉の理解に対する語感や捉え方がズレていても起こってきます。

例えば、人の話に耳を傾けられない人は「人の話を聞け」という命題を、「人のいいなりになれ」と言われている様に感じるです。

「人が何を言っているかを理解しなさい、そしてその方がいいのだから考えなさい」と言われているとは理解しないのです。

「人の話を聞け」=反発すべき事として考える事もなく、ただ条件反射します。

意見や状況改善の提案をされるだけで、自分が否定された・悪いと言われたと取る人もいます。

こう言うタイプには、相手が何を言わんとしているのかを聞こうとする思考回路は有りません。

困ったモノですが、そういう些細な感じ方や捉え方のズレが、個人個人たくさん溜まっているのです。

そんなモノの種類は、もし調べる事が可能なら、数千~数万種類はるでしょう。

「君もやれば出来るんだ」と元気付けて上げれば上げる程、自分はそれに値しないと落ち込む人もいるのです。

まぁ、世の中様々、感じ方様々です。

それはそれで、人の勝手ですが、自分の中にそんなモノが潜んでいるとしたら、これは問題です。

獅子身中の虫、丁度、ノミやダニが200~300匹、寄生したままになっていると想像して下さい。

とんでもない事ですね。

ところが、獅子の心中にはコンピュータウイルスのようなモノが200~300個も存在しているのです。

どうもそれらが、私たちの「より幸せに成る事や成功」を妨げているのです。

この「顛倒夢想」こそ成功に抗うモノの正体、潜在抗力・潜在邪魔力の正体だったのです。

それはすでにすっかり第四段階にまで落とし込まれていて、迷惑な話ですが、とうの昔に与えられた命令通り無意識レベルで、自分の希望に抗う様に勝手に活動し続けてくれています。

そうしてせっせせっせと幸運を退け、望みもしない不幸を引き寄せる様な事に成っているのです。

この顛倒夢想が、幸せ回避症・無意識のマイナスの願望・不幸中毒・引き戻し現象・平気で嘘を吐ける質などの根本原因です。

潜在意識を自分の味方にする方法を知らなかったからです。

たまさか、自分の器以上の幸せがやってくると、自らそれを破壊する行動を取ります。

もちろんアタマでは、破壊しようと思ってやるのではありません。

感覚や感じ方が逆さまなので、良いと信じてやる事が破壊に繋がるという事です。

正しいと思ってやっているのにその間違いには気付かないので、自信はどんどん失われる一方です。

器以上の幸せを自ら破壊する行動・・・それは創造エネルギーを自ら止めようとします。

またそれは、その方向に働く意識の力です。

意志の力でちょっとやそっと頑張っても、30~50倍も強い意識の力に敵うモノではありません。

また常識人なら普通、怒りや嫉妬や不謹慎な衝動を理性の力で抑えようともするので、そのエネルギーを差し止める姿勢は、愛や慈悲・意欲・やる気等、その他の建設的な創造エネルギーも出せなくなります。

分離側の感じ方で日常生活に対応していますと、同類親和の法則でそれは益々増え、マイナスの意識の力=潜在抗力・潜在邪魔力としてどんどん力を増していきます。

気分的には、神経症などの鬱やノイローゼを引き起こし、ヘタをすると統合失調に辿り着きます。

それは自己破壊衝動として育ち、死への衝動「タナトス」ともなります。

「為になる事が嫌いでダメになる事が好き」という逆さまの感じ方が強まると、その究極は「生きているより死んだ方がいい」となる訳です。

死は自分にとって最悪ではないですか。

その最悪を「今の中で選べる最善」とする自殺。逆さまの感じ方としては最強ですね。

潜在意識には「自分にとって為に成るかどうか」などという損得は判断出来ないからそうなるのです。

損得判断は、総て顕在意識の役割なのです。

また逆さまの感覚顛倒夢想は、ストレスを引き起こし、それが体調に影響して癌等、その人にとって不治の病に侵されたり、人間関係が可笑しくなる事や仕事の失敗にも繋がる事も有ります。

顛倒夢想は、その削除方法等が「弱者の成功戦略」プログラムの中で更に詳細に解説しています。

どうぞ無料メール講座の音声ファイルで、その認識を深めると同時に、一つでも多くの潜在抗力=顛倒夢想を削除して下さい。

 

 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
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