潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


099 
強者は自分の考えなど挟まずに、成功者の教えをそのままインストールする。

人の感じ方は様々です。

価値観も様々です。

普通、人は納得したら受け入れられ、納得出来なければ受け入れられないと考えています。

しかし、もう一つの考え方が有ります。

さて、それを聞いたら貴方は如何感じるでしょうか?

それは成功者の持つ、普通の人は考えもしない発想です。

そして今からお伝えする事は、自分の無自覚なステージを確認する為の、1回しか出来ない一つのテストだとも言えます。

覚悟は宜しいでしょうか?

・・・言いますよ・・・それは「納得しなくても受け入れる」という考え方です。

納得しなくても受け入れる!・・・常識に染まっている人は、とても発想出来ないと思います。

「何故、納得しないのに受け入れられるんだ?納得出来ない!」と。

ここで何を言わんとしているのでしょう?

しかもそれが成功者の持つ考え方の一つだというのです。

・・・次に読み進む前に、ここまでを何度か読み返して見て下さい。

「それって分るよ、それはこういう場合にこういう訳でしょ。」と感じる人は、どんどん先へとお進み下さい。

しかし納得が直ぐに起こらない時は、答を聞く前に自分でもしっかり考えて見て下さい。

当シリーズは単なる読み物ではありません。

成功マインドの訓練ツールです。

さて、如何だったでしょう?

「何故、納得しないのに受け入れられるんだ?納得出来ない!」・・・普通はそう感じるでしょう。

でもそれは学ぶ人にして、既にそこに「出来ない理由」を探し出そうとする自分が根強く残っているのです。

ではその発想に辿り着く、それ以前の感じ方に目を向けて見ましょう。

何でも、原因追求が大事です。

ではお尋ねします。・・・ちょっとその前に。

人生の試験はいつも終了時だけが告げられますから要注意。

「納得しなくても受け入れる」という命題を聞いて、「何故、そんな事が出来るのか?」と出来る理由を探してみようとする発想・感じ方が貴方は有りましたか?

言い換えると、そう言う感じ方が瞬間に湧きましたか?という事です。

前のめりに立ち向かって来る心的態度か、つい否定してしまうという心的態度か、無意識に働く心的態度はどちらだったでしょう?という事です。

そう言う処に心を配る事で、自分の潜在意識のbeingが理解出来る様になります。

「出来る理由」を探す事が大事だとは、耳にタコが出来る聞いていたです。

習い覚えた知識や概念が、落とし込まれて自分のモノになっているか否かを判断基準にして下さい。

そして、新しい概念など、何かに出食わした時に感じる自分の反応に注目して下さい。

潜在意識に在るモノが判断基準として出て来ます。

無いモノは出て来ません。

人間は追い詰められた時、或いは今までに経験した事の無いパターンに出くわした時、現場で出て来るのはチエか本性のどちらかです。

必要知識がちゃんと落とし込まれていたなら、緊急時にはそれがチエとして出て来ます。

如何反応していいか分からなくなった時、一瞬思考停止したりしますが、その時出て来るのが本性です。

自分に落とし込まれているモノは何ですか?

殆どの人に言える事は逃避的反応です。

考えなくてもそれは条件反射のレベルです。

理屈をある程度知った貴方は、それでいいと思いますか?

自分の感じ方を観察する眼を持っていると、そういう反応で内なる自分のbeingを知る事が出来ます。

またそれに反応するのではなく、感応する事でそれは意識変容のチャンスに変えられます。

ABBCならばCAの「CA」の部分を自分自身で掴まなければなりません。

ABBCの部分は、あくまでも人に習った知識です。

自分で掴むべきCAを人に習ったとしたら、結局それも「ABBC」的な知識のカテゴリーに落ちてしまいます。

それでは何にもなりません。

そのチャンスを逃すと、また新たな「ABBC」に出会わなければなりません。

その瞬間の中にしかないチャンスを取り逃がすからです。心的態度の変容は知識の量ではないのです。

瞬間だけが勝負です。

立ち向かうか逃げ出すか、ただそれだけが問われている問題なのです。

意識次元では、苦を感じる方向に飛び込めば問題は解決するのです。

「立ち向かう為に」と、いくら知識を集積しても、その姿自体が既に逃避なのです。

それは知識を集める事によって、逃げる練習を永遠に続けているだけです。

逃げれば逃げる程、次の課題は大きくなります。

それでも人間は成長して行くしか他に道が無いのですから、変容の機会が必要です。

「今のままではダメだ、自分を変容させなければいけない」と強く強く感じる問題意識が必要です。

私は15歳まで、周囲の反発を食らいながらも、何でも自分の思う事を思う様に進め様とするとても勝気の強い子供でした。

大好きだったアニメのヒーローを見て学んだ事は、誰かをやっつけるという処だけ。

私にとっては、とにかく誰でもいいから誰かをやっつけなければならないと感じていたのです。

とんでもない事です。

弱い者を苛め、学級会では我田引水的に理論を貫き通し、どれだけクラスメートに嫌な思いをさせた事でしょう。

その内友達も殆どいなくなり、にっちもさっちもいかなくなりました。

良識が在れば当たり前の事です。

しかしそういう思考を知らなかった私は、如何したらいいかという事を考える事が出来ません。

如何にもならなくなった15歳の時、風呂に入りながらそんな状態の打開策を考えていたのです。

そしてその時、生れて初めて自己対話という事が起こったのです。

私がその頃起こっていた何かに付いて、自分の中で今までの様に言い訳をします。

今までだったらそうやって自分を合理化する事に成功していた訳ですが、それが通用しなくなっていた訳ですから如何にもなりません。

内なるもう一人の自分というモノでしょうか?

そいつが突然こう言いました。

「お前は正しいのか?」もちろん、私は応戦します。

「もちろん正しいとも。何故なら・・・」と言う訳で言い訳たらたら。

そうするとまた「その理屈は正しいのか?」と内なる自分が問い掛けて来ます。

そしてまた私の言い訳がたらたら始まります。

そうするとまた、同じ質問がやって来ます。

そう言う事が15分続きました。

そして私の中で、話が矛盾だらけに成ってしまいました。

私の側の言い訳は辻褄が合わず、整合性が全く取れないのです。

そしてやっと一つの答えが出ました。

「オレは間違っている」と。

「では如何したらいいのか?」・・・この質問は私にとって強烈でした。

しかしその答が自分では分からない事だけははっきりと判っていました。

だから自分で如何するかは考えませんでした。

そんなのが分かる様だったら、事前にやっているからです。

そして次の様に思いました。

「自分の知らない事を知っている人が世の中にはいる筈。そういう人はきっと偉い人だ。偉い人は正しい事をしている。正しい事をしているから偉い人になったんだ。そんな偉い人が言う事は間違いない筈だ。」と。

それは私に心地よい敗北感とサレンダーをもたらしました。

そしてそんな意識の中で、私は次の様に決心したのです。

「もう自分の考えを使うのは止めて、と言うか、ちょっと脇に於いて、偉い人の言う事ならその考えをそのまま使おう。」と。

そしてそれから私は、覚者・賢者・偉人・成功者の言には耳を傾け、その考え方をそのまま自分にインストールする様にして来たのです。

そしてその実践は6年後にとんでもない奇蹟を私にもたらしてくれました。

涅槃です。

「今のままの自分ではいけない」と強く強く感じる問題意識。

それが誰にも必要です。

そしてマスターとは、常にそういう変容の為のジャンプ台を作り続ける存在なのです。

練習する必要は有りません。

ただ立ち向かう方向に飛び込むという決断をしたら終わりです。

心的態度が統合側を向くとはそういう事です。

「納得しなくても受け入れる」・・・そこにはそういう事が出来る理由とメカニズムが在るのです。

これぞ変容の秘密です。

この心的態度が、人を成功たらしめるのです。

何故ならその方が得するのですから。

・・・自分で見破りますか?・・・教えられたら単なる知識になってしまいます。

ですが申し上げましょう。

その前に、出くわしたモノには責任が生じるという言葉を念頭から外さないで下さい。

「納得しなくても受け入れる」・・・それは信頼です。

信頼という事の本質が解っている人には理解出来ます。

それは信じられる自分を創って来たからです。

逆に理解出来ない・難しいと感じる人は、それは信じられる自分を創っていないという証拠です。

そこには信頼が無いという事です。

貴方が人を指導する立場で在るなら、相手は貴方を信じていないという事です。

その前に、相手は自分自身を信じていないのです。

貴方が自分が信じられたらいいのです。

当テキストで述べている事を一つ一つ落とし込んで行ったら、信じられる自分が出来上がります。

信頼という事・・・それは人に対する信頼もあれば、法則に対する信頼でもあります。

信頼が無ければ出来る事では有りません。

信じられる自分創りに加速を掛ける為に指導者が現れます。

分り易いのが、国際的なマラソンで10度の優勝を果たした瀬古選手と中村監督のエピソードです。

中村監督が瀬古選手にその才能を見出した時の話です。

瀬古選手の伴走中に監督は突然、道端に生えている雑草を指差して「そこの草を食え」と言ったそうです。

他にも指導を仰いでいた選手も居たそうですが、何故そうする必要が有るのか尋ねたそうです。

次にある淵に差し掛かった時、突然「飛び込め」と言ったそうです。

怖い淵です。

尻込みして何故その必要が有るのか尋ねます。

そして皆指導をクビになりました。

しかし瀬古選手は何も考えずに直ぐに指差された雑草を食べました。

そして「飛び込め」と号令を掛けられた途端、何も考えずにその怖い淵に飛び込んだそうです。

これが信頼という事です。

監督が毒草を食べさせるでしょうか?

命を失う危険に愛弟子を晒すでしょうか?

瀬古選手はその後も、中村監督の指示通りに頑張りました。

その結果、瀬古選手は国際舞台で10度の優勝を果すという前代未聞の偉業を成し遂げたのです。

自分の考え・感じ方こそが自分だと感じている錯覚。

素晴らしい本来の自分はその下に隠れています。

自分を大切にしているツモリが、実は自分を失うのです。

結局はここに気付くかどうかです。

さて、ここで質問です。

瀬古選手と中村監督の話を聞いて、その瞬間、これからその考え方を使おうと言う決断が有りましたか?

「出来ない理由」を探す逃避質問が落とし込まれている人は取り逃がします。

瞬間の中に変容のチャンスが在ると聞いていても取り逃がします。

嫌な感じがするというのは自責です。

と聞いて、今何か決断が有りましたか?

人生の試験はいつも終了時だけが告げられるのです。

またまた、取り逃がしたのです。

チャンスはその瞬間の中に在るという事を。

理を理解したなら心得て欲しいと思います。

自分の限界を感じたら、もうエゴを投げ出して、サレンダー(全托)する事です。

もう、良い方だけを取り続けるのです。

私はそうして来ました。

サレンダーすると、顛倒夢想を毟(ムシ)り取ってくれるモノが連続して出現して来ます。

苦を感じますが、それらは総て錯覚の苦です。

リアルな苦では有りません。

この違いに気付く事です。

苦を感じる瞬間こそ変容のチャンスです。

200~300は在る顛倒夢想が一つ一つ剥がれ落ちて行きます。

そうして感じ方は、人間本来の才能が発揮される様にアジャストされてくのです。

もっと苦しもうと考えて苦しんだらいいのです。

苦しむまいとするからいつまで経っても解決しないのです。

成功する質の在る人は、自分の無いチエでああじゃこうじゃ考えません。

教えられた通りにやります。

強者は自分の考えなど挟まずに、成功者教えをそのままインストールするのです

それを愚直と言います。

そしてその巧く行った結果を自分のモノにして、それを元に考えるのです。

如何ですか?

貴方には捨てる勇気が有りますか?

「捨ててこそ浮かぶ瀬も在れ」と言う諺が有ります。

船頭は、嵐の時に積荷を捨てる決断をしたのです。

貴方自身の成功と幸せの為に、そして貴方を取り巻く人の為に分離側の心遣いを捨てて下さい。

逃げる質問をする癖・保留する癖・思考放任して、瞑想しない癖・・・全部捨てて下さい。

そんな「居心地良し」としてカンファトゾーンになっているモノを捨てるのです。

それは錯覚です。

そんな感じ方に未練を感じる自分を、心の眼を見開いてよく観る事です。

何故、損する方がこんなにもいいと感じるのでしょう?

それを顛倒夢想というのです。

顛倒夢想・・・感じ方が逆さま!いいと信じて自分をダメにする張本人です。

願望が強く育っていると、優先順位の高いものだけを残して低いものが捨てられる様になります。

また、捨てざるを得なくなっても来ます。

そして「やれるけど敢えてやらない」という事も必要になります。

 

 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
                                      
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