日本語が話せるというのと、日本語が操れるというのは次元が違います。

貴方は日本語が操れますか？

日本人なら誰でも日本語は話せます。

では、それを話せるというのと操れるというのは如何違うのでしょう？

これはとても大切な事ですが、誰もが見落としているここの処から考えて見ましょう。

人を説得するにも、人を動かして行く為にも、自分の想う事を思う様に自在に表現出来る事が大切です。

さて、貴方の言葉によるコミュニケーション能力は如何でしょう？

自分の思う事が上手く表現出来なくて、相手に巧く伝えられないという事は多いものです。

人の感じ方というモノは様々ですから、自分に悪気はなくても誤解を生む事もよく有ります。

言いたい事が上手く表現出来ないと感じて、言葉が詰まったりした事は有りませんか？

また、或る言葉や表現に出会って「それだよ！自分が言いたかったのは！」と感じた事は有りませんか？

成功やより良い幸せを目指すなら、自分が言いたい事が上手く言える様になるという事が重要です。

そこで、一つの事でもそれを様々な角度から説明出来る、言葉の表現力を持つ事を願望しましょう。

人に自分の意思を正確に伝える事が出来る・・・それが日本語が自由に操れるという事です。

自分では感じている・分かっていると思うのに、それを巧く表現出来ない・・・思春期にはよく有りますね。

また講演等でいい話を聞いたので、誰かに話そうとしたら言葉が出て来ない、とかね。

では如何したら、自分が言いたい事を巧く言える様になるかを考えましょう。

まず、巧く表現出来ないというのは、感じてはいるその何かを言葉に出来ないという事です。

それは語彙の不足かもしれませんし、また表現パターンのストックが潜在意識に無いという事です。

だったらそれらを増やせばいいだけの事です。

簡単な話です。

このポイントに気付きましょう。

ではそれを如何やって増やすかです。

弱者の立場の人は「落とし込む」という感覚を知りません。

誰かのいい言葉の表現も、理解出来たらそれでストップです。

しかし、言葉に強い人は違います。

いい表現に出会うと、その表現を自分も何処かで使いたいと感じて、心の中で繰り返す癖を持っているのです。

メモも取るでしょう。

それは、その表現を自分も使える様に成りたいと願望しているからです。

そうすると、それは認識の第四段階に落とし込まれ、潜在意識に引き渡される様になります。

これがアタマで分かったというのと、潜在意識に分からせたという事の違いですね。

そうして潜在意識が引き受けてくれれば、その後その表現パターンはそれが必要な時と場所で、的確に飛び出してくれる様になります。

自動化とはそういう事です。

人からは説得力のある人だと思われる訳です。

言葉に強い人は「自分は解っているが、潜在意識に教え込むという認識が必要だ」を無意識に実行する癖が有るんですね。

こうして言葉に強い人は、表現パターンのストックをどんどん増やして行くのです。

普通大切だと感じた事は、誰でもメモを取ったりするではないですか。

でも大切な事は、そのメモを何度も何度も読み返す癖を持っているかという事です。

せっかく取ったメモです。

それを最高に活かす方法をお伝えしましょう。

ハイ、それは間を置きながら１００回繰り返す事です。

間と言うのは間に睡眠を挟む事がベストですね。

その内落とし込むという感覚が啓けば、１００回も繰り返さなくても数回の反復程度でそれは自分のモノになる様に成ります。

当シリーズでは更に踏み込んで、自在に語れる自分造りを目指して欲しいと思います。

そうする事で、自分の自由度というモノが格段に広がるからです。

とにかく繰り返し反復し続けていたら、ただそれだけで、潜在意識は引き受けてくれる様になるのです。

だったら、この手を使わない手は無いと思いませんか？

私はいつもこの手を使っていますよ。

表現パターンのストックを増やす事を考えて、他人のいい表現をまずはパクる事から始めるのです。

それが貯まればオリジナル表現も出来る様になりますからね。・・・そこで、です！

この自在に表現出来るという感覚を、実用的なモノに応用しながら鍛え、開発して行く事を考えましょう。

自分が自分に教える仕組みの重要性が理解出来ましたら、次は実際に自分用の教材作りをして見るのです。

ネットビジネスに於ける最強のポジションは、自分自身でオリジナルのコンテンツが創れる事です。

それは自動収益システムを構築する為に、ネットビジネスの情報商材分野で活躍したい人の夢ですね。

しかし、いきなりその様なコンテンツが作れるという事は有りません。

ですから、段階を追って少しずつスキルアップを図る事が大切です。

与えられる教材をそのまま学ぶというのではなく、自分でもまずは自分の為の教材を作ってみるのです。

それは表現パターンのストックを増やすという事を、実利を考えて進めるという事です。

やり方は簡単です。

本を読んだ時、大切な所は傍線を引いたり抜書きしてメモしたりしますね。

よく見れば、それも自分用の教材作りの一歩だと言えます。それをもうちょっと進めればいいのです。

まずは自分自身の感覚開発の為に「書いた教材・文字の教材」作りから考えて見ましょう。

①自分に落とし込みたい言葉・文章・解説などを収集します。

手書きでもワープロでも良いですが、今はインターネットの時代ですから、他の人の書いた良い文が幾らでも目に留まりますから、コピペで簡単に収集出来ます。

気に入った言葉を集めて下さい。

後は、その体裁を整え、刷り出すなりなんなりして、落とし込むツモリで徹底的に読み込めばいいのです。

覚えようと力を入れるのでは無く、反復する事が大切です。

毎日ちょっとずつ眺め続けるのです。

数ヶ月くらいは、その文章に書かれている事を、イメージをしっかりと描きながら読み込むのです。

ここがポイントです。

理解出来たという段階で留まっていては落とし込みは起こりません。

それではその知識は自動化しません。

弱者は、速読法よりスローリーディングの方が重要です。

何度も申し上げますが、「自分は解っているが、潜在意識に教え込むという認識が必要だ」です。

知らずに受けてしまっていた学校教育の弊害に気付いて、多くの人が簡単過ぎて見落としてしまうこのワナを乗り越えて下さい。

今まで、当シリーズの記事を何度も反復する様に申し上げて来ました。

それは人間力の基礎作りに於いて、一番効率がいい方法だからです。

これ程の情報体系を、どこかから独自に探して来ようとするなら何十年も掛かるかもしれませんからね。

ですから、自分自身の為に「潜在意識のメカニズムを知ろう」の記事を使ってみませんか、と呼び掛けている訳です。

②書き出した文章・テキスト化した文書を自分で録音する。

自分の声を聞くというのは、最初、何故か死ぬほど恥ずかしい感じがします。

しかしそれも最初の内だけです。

自信が付くまでは人に聞かせる必要は有りません。

色々と試行錯誤しながらも、その蓄積のトータルが２０時間を越える頃、全く平気になって来るから面白いものです。

その過程で、色々な気付きと発見が有ります。

どう喋らないといけないかが、自分の録音を聞いている内に段々と分かって来るのです。

しかしながら、最初は上手に喋る事を目指すより、大切な事を落とし込む為に教材作りをする事です。

その知識が落とし込まれたら自然に自動化して、自分らしい喋りが出て来るので心配要りません。

最初は下手でいいのです。

最初は人に聞かせる事が目的では有りません。

ですから、イントネーションを気にする必要も有りません。

落とし込む事のみを最初の目標にする事です。

方言まる出しでOKです。読み間違いも気にする事無く、その場で新たに読み直してどんどん録音します。

音声ファイルがmp3ならば、後から幾らでもフリーソフトの「ダイレクトカット」などを使って、切り貼りが自由に編集出来ますからね。

この自分で録音する事には、ただ文書を読み込む事とは違った利点が有ります。

それは、通勤・通学等の移動時間、家事などの時間を利用して反復学習が出来るという事です。

これで学習効率は格段に上がります。

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)の充実度も図れます。

録音し直したくなったら、録音しかえればいいのです。

その度に腕が上がって行きますからね。

自分で自分用の教材を作る・・・その実践はその内、人の教材も作って上げられる自分になって行きます。

簡単な事から始めて下さい。

例えば、当シリーズ記事の001だけを録音して何十回も聞き込んで見るのです。

何か手応えを感じたら002、003と進んで見るのです。

或いは好きな処から始めても構いません。

ただ習う側だけにいるのと比べて、自分が教える側にも回ってみるという事で、学習効率が何十倍も違って来ている事を感じる筈です。

まずは「自分が自分に教える」でしたね。

落とし込むという事の価値と重要性にお気付きになられているならば、ここまでの説明を聞いて、もうワクワクして来ている筈です。

想像力・連想力は如何でしょうか？・・・更に続きます。

③自分の言いたい事を文章化する。

自分は誰に何を如何したいのか、どうなって欲しいのか、そこの処を明確に文章化する必要が有ります。

チャンス追求型の人は結果志向ですから、この様に考える事が苦手でしょう。

しかし成功を目指すには、戦略発想を培い、原因追求型になる必要が有り、その為にもこの事を深く瞑想する必要が有ります。

「自分は誰に何を如何したいのか」・・・この質問の答えを書き出すのです。

書き出す・・・これに付いては、もし抵抗が生じるなら、その抵抗が無くなるまで、当シリーズの関連記事を繰り返し続けて下さい。

そして抵抗がどの時点で無くなるかと、実験して見て下さい。

無理に行為に移らない事がポイントです。

やりたくなる衝動が湧くまで反復するのです。

このコツをマスターするなら、貴方はどんなスキルも開発出来る自信が付くのですからね。

他人的な潜在意識が引き受けてくれるまで反復する、というのが弱者が強者の質を啓くコツなのです。

「自分は誰に何を如何したいのか」この質問の答えを書き出す・・・それが自分の中ではっきりしていなければ、お客には何も伝わりません。

そしてそれを、それがより詳しく詳細になって行く様、毎日眺めるのです。

文章を日々、量的に成長させて行くのです。

書き足せばいいのです。

人のアイディアも使えるものは戴く事です。

そうして、原稿が多少溜まったら、自分で録音して１００回を目標に聞き込むのです。

１回、５分ずつの録音コンテンツを作り、それを５個１０個と徐々に増やして行くのです。

１０個出来たら５０分、２０個出来たら取り敢えず１００分語れる自分がそこにいるのです。

内容の良し悪しはそれからでいいのです。

まずは貴方が価値を感じる大切な事が自分に語れる事です。

私のクライアントの方々は、語れる力を身に付ける為に、この事を実践しています。

このエクササイズをする事で、貴方も言いたい事が言いたい様に表現出来る能力を獲得します。

ここまで来ると、同類親和の法則が働くようになるので、ちょっと見聞きした事でも自分のトークに自然に織り込んで語れる様になるのです。

自動化とはそういう事です。

また、自分の心を込めて書いたブログの文章が有るなら、それを録音し、そして何度も反復しましょう。

せっかく時間を掛けて書いたのに、それが書きっ放しのままでは、語りとして再現する事は出来ないからです。

貴方しか語れない語りは、貴方の作品であるそこから発達して来るのです。

④当シリーズがお届けする情報を凡（オヨ）そマスターしたなら、落とし込みたい知識を他からも集め、自分用の教材を次々と作ってみましょう。

それは、自分が活躍したいジャンルの知識という事です。

「弱者の成功戦略」の「14.人のキャッチコピーで自分用の教材を作る」で例えていますので、どんどんと応用しましょう。

これに気付けば貴方は、数十万円はする教材を自分用に作り出す能力を獲得したのです。

人の著作のままでは販売などは出来ませんが、家族など身内で使うには十分ですね。

⑤そして、その知識を完全に落とし込んで、オリジナルで書き下ろせる様になったらその文章はもう貴方のオリジナルコンテンツです。

後はそれを元に、音声ファイルや動画を作成すればいいのです。

その時貴方は、教えられる立場に立っています。

その知識を教えて欲しいと待っている人がいます。

「成功者は教えるから成功する・成功者は教えているから成功している」のです。