潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
048 人々を一連の流れに乗せるという思考法 その2「お金に対する拒否と恐怖」。
一般の主婦やサラリーマンが副収入を得ようとしても、多くの人が誰も気が付かないままに無意識に立ちはだかるブロックがあります。
それは、お金に関する顛倒夢想=潜在抗力の一つです。
お金に対して、多くの人にマイナスイメージが癒着しているという話を031で申し上げました。
お金が自分を中心にして動く時、喜びと苦痛と、どちらを感じる量が多いかと言う話でしたね。
そこの処を今回はもう少し深く掘り下げて考えて行きましょう。
でもその前に、感じ方というモノを改めて吟味する必要のある処からお伝えしておくべき事が有ります。
それは、現状を指摘された時に、それをそのまま認める能力が有るか否かという事です。
つまり、自分をモニター的に眺め下ろす事が出来るかどうかという事です。
極端な例え話でご説明致しましょう。
「貴方、顔に鼻糞が付いていますよ」と言われたとします。
つまり、間違いや問題を指摘されたという事です。
「鼻糞が付いている」と指摘されて、嬉しくなる人はいませんね。
でもその時なのです。弱者のままに留まるか、強者の質をより伸ばして行くかに分かれる分かれ道は。
意識を成長させるには、感情を挟まずに判断出来るか否かという事が、非常に重要なのです。
強者は現状を客観的に眺めて、指摘されている事が事実なら認めます。これを勇気と言います。
しかし弱者は指摘された事が面白くないので、その指摘自体を否定しようとします。
そして絶対に認めようとしません。感情判断である「好きか嫌いか」で判断するからです。
それは分離側の質である処の潜在邪魔力を無自覚なまま、せっせと練り上げている姿であります。
しかし強者は一時の恥を忍んで、心の汚れを削ぎ落とす事に成功します。
その結果、両者にはどの様な違いが出て来るでしょうか?
強者は損か得かで考え、事実は事実として認めるので、自分の認識を改善します。
ところが弱者はなかなか認めません。単に面白くないからです。その結果その人の認識は進歩しません。
指摘された事が当たっていればいる程、認めようとしません。
認めたら敗北だと勘違いしているのです。
その様な癖が有るから、弱者は弱者に留まっているとも言えますけどね。
これが健康分野に関する事なら、「認める位なら死ぬ」になっている人もいます。
私だったら、死ぬ位なら認めますがね。
そして、そんな姿を他人は如何感じるでしょうか?
認める人は、人間力の評価が上がりますが、認めない人は自分の評価を自分で下げています。
その事に気付かないのです。
「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」と言います。
さて、貴方は如何でしょう。
また貴方の導いて上げたい人はどうでしょう?
「在るがままを在る」と認めるのは能力だと教えて上げましょう。
潜在意識は実に他人的ですから、頭で考える自分とは裏腹になっている事に気付けるのは知性です。
また、知性の有無はこの様な処で判ります。知能の高さにはあまり関係が有りません。
知性を磨きましょう。
そして好き嫌い判断の裏には、この様なとんでもない不利益を招く作用が隠れていたと知りましょう。
それをよく踏まえた上で、当シリーズも読み進めて下さい。
では本文に戻ります。
収入を増やしたいとは考えているのに、それに付いてブロックが掛るという心理メカニズムの解き明かしです。
多くの人に、お金の取得を無意識に排除しようとする働きが有ります。
よく考えれば変な事ですね。
でもよく観て下さい。
自分の無意識の心の動きや働きを知る事はとても重要です。
リアルなネットワークビジネスとか、コミュニケーションビジネス等に誘いを受けても、多くの人がセールスするのが苦手と感じます。
何故でしょう?
何故多くの人はセールスと聞いただけで尻込みするのでしょう?
多くの人がモノをセールスするのが苦手と感じるのは、実は「モノを売ると言う行為」それ以前に、お金の取得(集金)そのものを拒んでいる何かが在るのです。
その真の原因を知る事こそ重要です。
セールス力を身に付けた結果、どんな素晴らしい人生が拓けるのか、全くイメージ出来てもいません。
「それがそうだとその先如何なるのか?」と言う質問から観える感覚が殆ど育っていないからです。
セールスという言葉に癒着している何かのイメージ的結論が、苦手と言う感覚に直結しているのです。
思考パターンが、典型的な結果志向型だからです。
こう言うタイプは感じた結果しか見ていません。
ですから、これからビジネスをしてお金を稼ぎたい、また販売組織を作り拡大したいと思う人は、このメカニズムを知っておかなければなりません。
色々な事例を通じて原因追求型の思考力を育てましょう。
普通は皆、誰でもお金をたくさん稼ぎたいと思っています。
労働という形で、自分の時間を切り売りする時は、もっとたくさんもらえたらいいなと思うのですが、自分が商売かビジネスでセールスし、対個人からお金を集金するとなると、何故か様子が変わって来ます。
お客からお金を戴くというプロセスが含まれていると、事全体になんとなくブレーキが掛かって来るのです。
ですから、商品紹介のセールスという最初の段階からブレーキが掛かって来るのです。
ビジネスに誘おうとすると、早々に「あっ、いいものだったら勧(スス)めてあげるけど、お金を貰うんだったら出来ない」と言う様な事を発言する人も結構いますね。
この現象に気付いているリーダー達もいる様です。
これは「お金に対する恐怖」と呼ばれています。
そしてその結論から来る指導は、「多くの人はお金を悪いものだと捉えている。それは間違いだ。お金はいいものだ。」と言う事です。
そして「お金はいいものだと思う様に。」と指導してくれます。
「お金を無意識に悪いものだと感じているから排除しているのだ」という判断に基いているからです。
貴方もどこかでお聞きになった事が有ると思います。
ビジネスが苦手な人は、潜在意識のどこかで、お金を悪いものだと思っている、と。
確かにその一面も有るでしょう。悪どくお金を儲けている人も居ますからね。
でも中々その様な方法では、セールスやお金に無自覚に働く罪悪感の様なモノは外せません。
何故なら、よほどの人で無い限り、ほとんどの人は改めてお金が良いモノだなどと思わなくても、お金は良いモノだと思っています。
では何故、お金を儲けたい・お金を稼ぎたいと誰でも思っているのに無意識にブレーキが掛かって来るのでしょうか?
「お金に対する恐怖」と呼ばれるモノの本当の正体は何でしょうか?
これも、潜在意識のメカニズムから解き明かし、それを本質的な部分から理解する必要が有ります。
そして、認識の第四段階に何が落とし込まれ、自動化しているかを知る必要も有ります。
なんせ、認識の第四段階に落とし込まれたモノは、顕在意識で思う「意思の力」の30~50倍の力で無自覚なまま働き掛けて来る「意識の力」ですからね。
しかも潜在意識は、自分の損得など一向にお構いなしで働くのです。
勝手に作動してもらっては困るモノが、何故かいつの間にか在るのです。
潜在意識のメカニズムを知らないままで、自分が思うがままに判断するのは大変危険な事なのです。
では、この一連の謎を解き明かしましょう。
潜在意識には自他の区別が有りません。
また繰り返される事は、その内考えなくてもオート化します。
ここの処に想いを馳せて瞑想して見て下さい。
多くの人は、自分では不十分と思う収入の範囲で、生活全般のやりくりを何とかやっています。
もっと収入が有ったらいいのですが、それが難しければ支出を抑えたいと思うのは当然の人情です。
ガス代・電気代・家賃・車のローン・子供たちの教育費・買わなければ良かったモノ・その他諸々(モロモロ)。
今月、これを支払わないで済めばいいのにな、と思ったことは有りませんか?
それともお金を支払う時に喜びを感じますか?
感謝の心を忘れていると、何でも「在って当たり前」という感じ方にも陥っています。
すると、生活基盤の基本的なモノまで、支払いに苦痛を感じる様になります。
そして「お金を支払う=苦」と言う図式がイメージ的結論として完全に出来上がり、落とし込まれます。
働いて得た賃金にも「お金=たったこれだけ」という喜びではなく、苦として受け取っていると「お金を得ても苦」という感じ方が落とし込まれてしまうのです。
感謝の心の開発訓練をしないからです。
長年その様な感じ方を不思議に思うことも無く、繰り返していたらどうなるのでしょう?
お金の支払いは苦痛という、完全なイメージ的結論が出来上がってしまいます。
潜在意識は自他の区別も出来なければ、現実とイメージの区別も出来ません。
潜在意識は快か不快かで取捨選択し、不快と刷り込まれたものを排除しようとするのです。
その力たるや、顕在意識の30~50倍の力です。
さて、そんな事には無知のまま、収入状態を改善し、状況を打開しようと誰かに何かに誘われ、頭で金儲けのビジネスを考えたとします。
お金を儲けるには、他人にサービスか商品を売らなければなりません。
自分も、誰かに誘いを受けて、これならいけると思える商品も手にしているとします。
ところが!です。色々なセミナーなどを受けても、どうしても「売る事」が難しいのです。
これは、良心的な人が陥るワナなのです。
詐欺師は陥りません。
もちろん強者も陥りません。
何故、詐欺とは全く無縁の良心的な人が、良い商品を売ろうとして、無意識からブレーキが掛かるのか?
それは心のどこかに罪悪感が生じているからです。
それは何故でしょうか?
昔、何かのセールスマンに出会って、買わなければ良かったと後悔した事が有ったり、その支払いに苦痛を感じていたりすると、セールスされる事が嫌いになります。
それも一度や二度ではありません。
お陰で、その資金を別のモノに回して置けば良かったモノが、資金不足でダメになったりもします。
こうしていつの間にか、セールスという言葉に、それを嫌だとするイメージ的結論が癒着してしまうのです。
そして、お金の支払いは苦痛と言う自分の感じ方が、そのまま「相手にお金を支払わさせる事は相手に苦痛を与える事に成る」という無自覚な信念の様なモノに成っているのです。
結果志向型の人は、因果を推し量ったり見通すという感覚が無く、結果と感情が直結しています。
その結果、自分が支払いをする時に感じていた苦痛を、きっと相手にも感じさせるだろう、となっているのです。
その時その時に応じての因果を考える能力が無く、条件反射的に反応してしまうのです。
潜在意識には、自他の区別が有りません。
そして無意識レベルで過去に学習した不快や苦を、次からは事前に排除しようとします。
普通の良心的な人は、人に迷惑を掛けたく無いし、人を苦しめたくありません。
嫌われたくも有りません。
その感じ方も落とし込まれているが故に、相手に負担となるであろう支払いをさせる商品の売り込みに、無意識のまま自然にブレーキが掛かるのです。
潜在意識の第四段階での働きですから、言語化は一々しませんが、「相手に支払いをさせる事は相手に苦痛を与える・・・だから出来ない」となっているのです。
貴方がもしそうなら、それは貴方が良心的な人だったからです。
良い商品を伝える事は良い事です。
これらの間違って落とし込まれているイメージ的結論を書き換える必要が有ります。
こう言う事実を一つ一つ認識する事によって、貴方は自分のリミティングビリーフを打ち破って行けるのです。
これからは感謝の心を持って、支払いに快を感じる様、その出来る理由を探す訓練から始める事です。
お金を払って上げたら、相手が喜ぶと感じる感じ方を、訓練によって自分の中に作り上げる事です。
潜在意識は現実とイメージの違いが理解出来ませんからね。
そしてこれは訓練・量稽古の世界です。
今までお金に対する苦痛を感じた心の量を凌駕する程、心の中にお金に対する快のイメージを描き続けて下さい。
その出来る理由を探し続けるのです。
お金持ちは出来ている事ですから。
因(チナ)みに、成功者に対する妬(ネタ)みの心は、自他の区別の付かない潜在意識にとって、自分に富が寄って来る事を阻害する心遣いでも有ります。
「持つ前に成れ」・・・つまり成功する、リッチにそして豊かになるとは、この様に量稽古による意識の練り上げ訓練によって、感じ方を変容させる事が先なのです。
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
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