潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


016 殆どの人は、潜在意識に願望を引き渡す事に失敗している。 その3「願望を育てる」

「思考は現実化する」3つめの落とし穴の解説に入る前に、復習と補足解説を少しして置きましょう。

それはこの法則をその1の第一で述べた様に、無意識に軽くあしらってしまっている為、願望が育っていないという事です。願望は意識の力の一つです。

意識の力とは、それが良かれ悪しかれ、また自覚してるか否かに関わらず、反復されている想念によって何処までも育ち、感情や気分や衝動を内から操る力となって行きます。

願望は意識の力ですから、それを切に願い、寝ても覚めても3年は請い続けないと育ちません。

願望・・・それは本当に願望と言えるモノでしょうか?またそれが否定観念とセットに成ってはいませんか?

「それが出来たらいいとは思うよ。でも~」の「でも」の後に否定観念が潜んでいるのです。

その願望・・・それが何かちょっとしたくらいで失せたり諦めたりする様ではそれは願望とは言えません。

「思考は現実化する」なんて法則を知ろうが知るまいが、それが有ろうが無かろうが「それを為し遂げたい・それが欲しい」と切に思い続けられるモノで在ってこそ、それは願望です。

「思考が現実化するだって?引き寄せの法則で、イメージしてたら願いが叶うだって?それがホントなら儲けもんだ、オレの願望はこれだ。」という訳で、早速多くの人がやって見ようと思います。

そして殆どの人が当然巧くはいきません。潜在意識のメカニズムを知っていれば当り前ですがね。

そんな法則が在るのなら試しにちょっとやってみようという位のレベルで、そんなモノが願望といえるでしょうか?

願望とは、読んで字の如く、「願い望む」と言う事です。

とても強い、希求する想いです。

絶対にこうするとかこう成るとか、手に入れるとか、最初に「絶対に」が付く様な、既に決めている事です。

直ぐに諦め感が湧く様なモノは、単なる思い付きであり、羨(ウラヤ)んでいる程度に過ぎません。

人の巧くいっている姿を今まで何となく見て来て、なんとなく憧れたり羨んでいたモノを、この際試しにちょっと目標という事にしてみましょうかと言っている訳です。

そんなモノは願望でも目標でもありません。

そんなレベルでは、単なる羨みと同じであり、それでは願望など持たずに生きていると言う事です。

ですから今まで漠然としていた憧れを、この際しっかりした願望へと育てるのです。

憧れの後に続く「でも~」を取り去る思考訓練も必要です。

それは訓練を必要とします。

自分は弱い人間だ・それはムリだ等と考えるのは愚かな事です。

それは弱いのでもムリなのでもなく、意識を強くして行く方法を知らなかっただけなのです。

赤ちゃんの時は誰でも意力もありませんし、みんな弱かったのです。

強い人は何故強くなったのですか?そこには何らかの条件や状況が有っただけなのです。

ですからそこから自己再生を図りましょう。

何も心配いりません。私がお手伝いします。

「出来ない理由を探し出せ。そして逃避しろ!」という命令が第四段階に落とし込まれている人は要注意。

自分が本当は何をしたいのか分らず、人生に目標が無く生きているのは、潜在意識にとっては立派な目標です。

潜在意識は、無目標という目標に向かって走り続けます。そして、たいていドツボに辿り着きますね。

そのゴールは、幸せや喜びに満ちた人生になっていると言えるでしょうか

「我が人生に悔いは無し」と言える人生になっているでしょうか

漠然とした諦めに憑りつかれ、無目標という目標に邁進している人は周囲に山ほどいます。

周囲の、人生に目標も持たず、本当は何がしたかったのかを考えもせず生きて来た人達を見て下さい。

そのお年寄りたちの姿、無目標・・・それがその人が潜在意識に与えていた命令だったのです。

そして潜在意識は見事に、無目標というゴールへその人を導いたのです。

こんな筈では無かったというその姿が、実は潜在意識にとっては目標だったのです。

誰の潜在意識もとても優秀だからです。為になる話には嫌気が差して来たりします。

これが顛倒夢想です。

でもなんか変ですね?ですから、これはいかんと気付いたら、願望をしっかりと育てましょう。

もし、出来ない理由を探し出すのがオート化している事に気付いたら、正しい思考訓練を重ねましょう。

最初は憧れから、素直な憧憬からスタートすればいいのです。憧れを育てられるのは能力です。

それが徐々に育ち、第四段階の無意識的有能に落とし込まれるまで、寝ても覚めてもその事を想い、それに集中し、それを育むのです。

想念を反復する事で、意識の力を練り上げるのです。

それで育って来る意識の力が潜在能力です。やり方を正しく心得さえすれば、やる事はとても簡単です。

しっかり色々な事を面白おかしく連想し、想像の中で楽しんでいればいいです。

但し、潜在邪魔力や潜在抗力が有ると、その育成を阻もうとします。引き戻そうとする力が働くのです。

望む事に対して多くの人は、認識の第二段階で、多少前向きな人でも第三段階に理解が到達しようモノなら、「止めろ!」と働き始める命令を潜在意識に落とし込んでしまっています。

そんな命令が第四段階に組み込まれてしまうと、それを実現させる為に潜在意識は、飽きが来る様に感じさせたり、関心をソラさせたり、面倒臭く感じさせたり、忘れたりさせて、それを続ける事を止めさせようとして来るのです。

何故そう感じるのかを考えない人は、そのマイナーな感じ方の言いなりです。

それでは、その願望はオート化する事はなく、潰(ツイ)えてしまって当たり前です。

無意識ですが、それは過去に思考されたパターンですから、それ自体、望んだ事が潰えたと言う形で思考が現実化しているのです。

またそれは、実感を感じていた「でも~」の方が現実化したという事です。

「願望」しようとしている事にはその実現に疑念を抱き、「でも~」に続く言い訳には実感が有った訳です。

望みそのものが第四段階になっていなければ、アタマでチョイと描いて見た「羨ましい事」など、潜在意識にとってはそれは望みでも何でもないのです。

ただのデータです。

「第四段階にはならない様、反復させないで置く」という命令通り処理すべき単なるただのデータに過ぎません。

潜在意識はこの様に、自分にとっての損得の計算が出来ないのです。

アタマでは望んでいると思っていても潜在意識には願望として引き渡されてはいません。

そこを良く理解して、潜在意識のメカニズムに沿って潜在意識に願望を落とし込むのです。

それが素直な憧憬であるなら、「そう成りたい・そう在りたい・それが欲しい」と、自然に反復しまくっているではないですか。

本来なら、憧れに関しては「分って尚反復」を自然にやっている訳です。

ですから、憧れの後に「でも~」が付くとしたら、それは素直な憧れではありませんからご注意下さい。

その姿は「でも~」の後に続く言葉を反復しています。

「でも~」の後の方こそ、実感が有るからです。

願望は第四段階に落とし込まれると自動化して、オートパイロット機能として作用し始めます。

オートパイロットとは、自動飛行操縦装置。ここまで来ると、凄い事が起こるのです。

目的地に向かって、顕在意識の30~50倍の知覚力で必要なものを探し当て、取り入れて行こうとするとても便利な働きが起動します。

行動や継続力に必要な、感情・気分・衝動がとめどもなく湧いて来ます。

例えばビジネスでも、真の起業家はお金の為ではなく、事業の目的達成に向けて、内側から掻き立てられるモノがふつふつと沸き上がって来るのです。

その人の抱く目的がその人を動かすのです。

人の生き様は、精神的に駆り立てられ、目的に突き動かされる様でなければなりません。

でなければ、何の為に生きているのでしょうか?

成功する質の在る人は、知ってか知らずか、結局この原理を無意識に活用できるレベルに辿り着いているのです。

難しい事は必要ありません。

要は「願望は喜びと共に在れ」ばいいのです。

願望を、プレッシャーやノルマにしてはいけないのです。

潜在意識は与えられたデータ通りに機能する実にメカニカルな存在ですから、それをそうだと知って対応していきましょう。

コツは理を理解納得しながら側壁を固め、その中で快を感じながら願望を繰り返しイメージするのです。

「理を理解納得しながら側壁を固め」とは、当シリーズの記事を「読み込み・読み解き・読み取る」事です。

「なるほど、納得。」「そうか!」等がいっぱい有れば問題ありません。

潜在意識は現実とイメージの違いが分りません。

自他の区別有りません

潜在意識は損得や善悪ではなく、快か不快かで判断します。この原則はよく記憶して下さい。

潜在意識に願望を引き渡す事に失敗する第三の落とし穴は、例えば、その状況によってコロコロと移りゆく想念の大部分はどんなモノでしょうか?

 自分よりお金持ちを見てどう思いますか?如何感じますか?

 自分よりカッコイイ人間、或いは美人を見てどう思いますか?如何感じますか?

 自分より成功している人を見てどう思いますか?如何感じますか?

 自分より稼げる能力を持っている人を見てどう思いますか?如何感じますか?

等々、・・・それは賞賛ですか、それとも嫉妬でしょうか?

潜在意識には、自他の区別が有りませんから、他人に向けた思いも自分が実現する事としてデータベースに蓄えられます。

そしてそれが、自分の世界観と世界を創って行く事に成るのです。

前向きさを自負する人であるなら、自分より優れた人を見た時感じる感じ方は如何でしょうか?

それが近しい知り合いなら如何ですか?賞賛出来る人は殆どいません。

自分は賞賛している・・・それは相手に気に入られたくて諂(ヘツラ)い阿(オモネ)っている事の詭弁でしょう。

自分より優れた人を賞賛する・・・それは正しい訓練をしないと出来ない技であり開発されてこそ感じられる能力なのです。

義務教育を経る内に、殆どの人はルサンチマン的な質を育まれてしまいます。

この様な事例は200~300はあるブロックの中の、ほんの一例ですが、これを見ても判る通り、人はこの様な常日頃からの思考を、実は無意識のまま既に現実化しているのです。

ここでは、賞賛出来ない、或いは嫉妬という感じ方から生まれている思考です。

その種の思考は建設的と言えるでしょうか?

我々は、無意識に(つまり、意図する事無く)何を心に思い浮かべているのでしょうか?

その思考は時には崇高なモノでしょう。

しかし、それら一日6万回は浮かぶ想念は、ベクトルが揃わず、色々と相克し合い打ち消し合って現状を実現しているのです。これが、第四に理解すべき事です。

1日6万回も浮かぶ想念は、ベクトルが揃わず、色々と相克し合い打ち消し合ってその総合した力積が今の姿なのです。

「思考は現実化する」からこそ、そうなるのです。

また、卑劣な想念は誰も口にしませんよね。

無意識に思考している事が、それが良かれ悪しかれ「思考は現実化する」という言葉の大部分を担っているのだと知りましょう。

何故なら、思考は無意識に浮かぶ想念も含めて、顕在意識が2~3%、潜在意識が97~98%です。

そして「思考は現実化する」という言葉には、無意識に思考している事も含まれているという事に気付き、そこに視点を向けるのはとても賢明な事です。

無意識に働く潜在意識にはどんな想いを蓄えたでしょう?

ほんのちょっぴり為になる事を考えたとしても、普段の想念の量に比べれば焼け石に水状態です。

何故なら、多くの人は、日常生活の中で、知らずに「自分の為に成らない想念を抱いている方が、圧倒的に多いからです。

統合分離表を毎日眺める習慣を持ち、勝手に湧く気持ちを見張りましょう。

殆どの人が、無自覚に潜在意識に溜め込んでしまう、無意識に掛るブレーキになっているモノとは?

人には絶対に言えない想い、絶対に隠して置きたい自分の心。

閻魔様に知られたくない自分の本性。

何故、自分の心の奥底を隠したいのでしょう?

本当は、自分は腐ったモノを溜めていると、ちゃんと知っているからです。

さて、この様な真実を知る事は、貴方にとって喜びですか?それとも恐怖ですか?

この様な原則を一つずつ知り、それをマスターして、自在に応用出来る自分をイメージして下さい。

イメージの中で「快」を感じるまで想像力を働かせる事です。

それが達成出来たら如何なるのか?

それを達成するプロセスがどんなに楽しいモノであるかその答えを自分で描き出すのです。

そうすると、今までおっくうだと感じていた「すべき事」がしたくなってくる感じが湧き上がってます。

しなければならないと感じている時、その言葉の裏には「本当はしたくない」と言う想いと感じ方が隠れています。

ちょっとした空き時間を利用して、しっかり瞑想しましょう。それは内なる意識の力として育ちます。

信じようとするのでは無く、信じられる感覚・感じ方が必要です。

信じられる感覚・・・さあ、それがそう感じられる様に質問を発し、またそう成れる根拠を「探す・調べる・工夫する」で集め、自分の感じ方の理論武装をする事です。

そのヒントは、当シリーズに満載です。

 

 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
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