潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る

史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。

自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。


014 殆どの人は、潜在意識に願望を引き渡す事に失敗している。 その1。

「思考は現実化する」という言葉を聞いた事がお有りだと思います。

有名なナポレオン・ヒル博士の言葉ですが、既に釈迦は2600年も前に「万物は唯心の所現」と言っています。

「総ては、ただ心の現われたところのモノだ」という意味です。

さて、如何なんでしょう。この「思考は現実化する」という言葉。

当シリーズでも、既に何度か出て来ている言葉ですね。

そりゃそうだ!と確信を以て断定出来る自信のある人がどれだけいるでしょう?

懐疑的な人も多いと思います。「木を見て森を見ず」的な発想ではいけません。

大所高所に立って、この素晴らしい原理原則を自分のモノとして活用できる様になりましょう。

潜在意識のメカニズム全体を理解し、把握することで、「思考は現実化する」という紛れも無いこの原理を、自分の意図した方向で活用出来る様になるのです。

しかし、この原理を知らなければ、それが既に働いている原理に間違ったデータを入れてしまいます。

そうすると、その原理は実に正確に働いていますから、間違ったデータを入れられた為に、全く意図しない結果を導き出す事に成るのです。

では何故、多くの人はこの原理原則を法則として、その重要性を認識出来ないのでしょうか?

その真意というか、その言葉の奥義が掴めれば、人生が自由自在になると言うのに。貴方は如何でしょう?

多くの人が重要性を認識出来ない・・・それは、「思考は現実化する」というこの言葉を聞いて単純に「願望は実現する」と捉え違えてしまうからです。

「願望は実現する」・・・この言葉を最初に教わるルートが問題です。

指導者が「思考は現実化する」というこの原理を短絡的に使用して、クライアントの願望を実現させようとしたりもしますからね。

しかし、潜在抗力のメカニズム、つまり、内で抗うモノのその成り立ちと働きを知らないと大抵失敗します。

「願望は実現するでは無くて、「願望は実現させる事が出来ると捉えましょう。

それは、どの様に思考は現実化するのかというそのメカニズムを知る事です。

再度、何故、多くの人はこの原理原則を法則として、その重要性を認識出来ないのでしょうか?

「思考は現実化する」というこの言葉を知れば、願望も思考ですから、それが実現すると考えれば期待感が膨らみます。

そして思考が現実化すると言う事で、自己啓発カルトなどにハマり、ちょっと願望を抱いてみたりします。

熱心にアファーメーションしたり、ビジュアリゼーションして見たりもします。

ところがその大部分は実現しません。「やってみたけど、ダメじゃないか。」と言う訳です。

そしてその内、その言葉に疑念を抱いたまま、もう忘れてしまいます。

「・・・ン?その言葉なら知ってる。ナポレオン・ヒルの言葉でしょ。」・・・そして終わり。

とんでもない事です。ここには、今まで誰も語らない4つの落とし穴が有ります。

大切なポイントを、指導者もクライアントも見落としているのです。

それは、する事=doingばかりに注目して、感じ方というbeingに付いて考えないからです。

ちょっとやって見ても、真の原因を知らない為にアファーメーションや、ビジュアリゼーションも巧くいきません。

落とし込むという重要性に気付いていないし、それ自体の認識が有りません。

「やってみたけどダメじゃないか。」と言うことで、その思考は現実化するという言葉に疑念を抱いたまま、忘れてしまいます。

しかしこの経験は、何かのデータになってしまいます。

そしてそれは、これからの無意識的な自動判断のデータベースとなるのです。

これは今まで誰も指摘しなかった、要注意のポイントですよ。ですから、重ねて申し上げます。

「やってみたけどダメじゃないか。」と言うことで、その思考は現実化するという言葉に疑念を抱いたまま、忘れてしまいます。

しかしこの経験は、何かのデータになってしまいます。

そしてそれは、これからの無意識的な自動判断のデータベースとなるのです。

捉え違えた判断基準の出来上がりです。なんと、この超重要なポイントに誰も注目していません!

やがて、この捉え違えた判断基準に、同類は引き寄せ、異質は弾き返すという、同類親和の法則が働き始めます。

人はこの悪癖が形成されるパターンの起点に気付けなくて、自分を変えられないループに閉じ込められるのです。

ちょっと注意ですが、ここのところをちゃんと読み落とさずに、また聞き落とさずに理解出来ましたか?

ここは重要なので、もし聞き落としていたら、ちょっと戻って理解出来るまで反復して下さいね。

では、4つの落とし穴をそれぞれ見て行きましょう。

まず第一に「それは信じるに値しない」という無意識の否定的結論を潜在意識の第四段階に組み込んでしまいました。

これは、イメージ的結論とも言います。

そう感じるモノは簡単に落とし込まれ、、認識の第四段階に組み込まれてしまいます。

「それを今後も信じ続けるには自信が無い」という考えには、何故か不思議な事に、とても自信が有るからです。

「自信が無い」という考えには、とても自信が有るので、なかなかこの考え方を変えようとしませんね。

多くの人は、「自分は自信が無い」という確信や信念を持って生きています。

そういう人は、「自分は自信が無い」という感じ方を変えようとしないというか、変えない自信だけは何故か鉄壁です。

この様な逆説的表現で、そこには何かとても強い力が隠れて働いている事にお気付き下さい。

そしてこの「自分は自信が無い」も、一つの確信であり信念でもあるという処から、こ可笑しな在り方と感じ方に気付きましょう。

第四段階に組み込まれたモノはオート化し、そのまま「感じ方」として今後ずっと働き続ける様に成ります。

そうすると、原理原則・法則を法則として認識出来ないまま「否定した」と言う結論を持ってしまいます。

解りやすく言うと、疑念を持ったままで原理の理解に到達せず、そのまま忘れるという事は、それは無意識に原理原則や法則を否定しているという事です。

これが「無意識の真理否定」です。

そして、原理の理解に到達していないという事は、出くわしたモノに生じている責任を果たしていい事になってしまいます。

そして、無自覚のままに原理原則や法則を否定する事で、それが無意識の判断基準となってしまうのです。

それは、正しい事を間違いと、また、間違いを正しいと、無意識レベルで逆さまに認識したという事です。

そうすると今度は、それに関して同類親和の法則が働き、「それに関連する重要事項を弾き返す感じ方」が形成されてしまうのです。

せっかく縁があっても、為になる話を保留する事で、悪癖を知らずに増長させているという事を思い出して下さい。

それと同じ様に、ここでも本来良い事をやって見ようとしたにも拘らず、間違った感じ方を形成してしまうのです。

これは大変な事ですよ。徐々に、チャンスをチャンスと感じなくなる感じ方の形成です。

チャンスをチャンスと感じなくなる感じ方、それは心のゴミのようなモノで段々溜まってきます。

それでいいでしょうか?

こうして人は知らない内に、人生から自由の領域を狭くするブロックを無自覚のまま、自ら一つ一つ積み上げてしまいます。

人は、自分の在り方や感じ方というbeingに意識の光を当てないで居ると、この様に分離側の質というモノは勝手にどんどん育つのです。

潜在邪魔力という意識の力が知らない内に拡大して行きます。

人間が年と共に素直な心を忘れ、段々頑固になって心が老いぼれていくのはこう言うだったのです。

人間は、成長するより他に道は無いのですから、出くわした原理は、得心行くまで理解を求め、その理解に到達する責任を果たさないといけないのです。

人生の自由度を阻害する200~300の要因が勝手に形成してしまうわけは、この様な実に小さい処をサボるところに有るのです。

本来は、その言葉の言わんとする意味が分れば、「これは大変な法則だ!それが本当ならボヤッと思考放任なんかしてられないぞ。細心の注意を払わなきゃ!ガクガクブルブル。」の筈なんですけれどね。

そして第二に、この言葉の意味を理解していないので、真実を見る眼が啓かないと言う事です。

言葉そのものが、そのまま素直に受け取れていません。

可笑しな先入観がこびり付いて、正確な事実認識を曲げてしまいます。

丁度、眼鏡やサングラスにゴミがいっぱい付着している様なモノです。

それではモノがまともには見えません。言葉もそれと同じです。

ヒル博士は「願望」ではなく、「思考」が現実化すると言っています。

「思考が現実化する」と言うのなら、今、現実化している状態は、過去の如何なる思考の結果でしょうか?

既にご理解頂いている様に、「思考」は「願望」をも含む、もっと大きな枠組みです。

それは、一々考えようとして意識的に考えているモノだけでなく、自然に心に浮かぶ想念全体、感じる感じ方総てを含んだものです。

多くの人は、周囲からの刺激、そしてそれにより起こる反射的な想念が連想的に浮かぶがままの思考放任状態に在ります。

言い換えると、何かの刺激で、連想が次々と連想を呼び、その想念が思い浮かぶがままだという事です。

顕在意識で、その思い浮かぶ想念の良し悪し、つまり可否をちっともチェックしていないという事です。

これを思考放任と言うのです。

それに対する言葉は、思い浮かぶ想念の可否を、醒めてモニター的にきちんとチェックする思考管理です。

思考管理が出来ると、悪い想念が浮かんだ瞬間に、つまり落とし込まれてしまう前にイメージを良き想念に差し替えてしまう事が出来ます。

悪い想念は第二段階に瞬間留まるだけなので、落とし込まれる事は無く、やがて消えて行きます。

ポイントはそれが条件反射の様に、瞬間的に出来る様になるまで、意識するという事です。

そうするとそれもやがて自動化します。自動化すると楽なものです。一々意識する必要が有りませんからね。

殆どの人は、自分の企画した人生の設計図通りに事を進める為、思いの焦点をコントロールしようと思考管理をしているとはなかなか言えません。

というか、そう言う技法の存在を知りません。

見聞きし考え、そして感じる事は総てこれからの判断基準と成るデータベースを時々刻々、書き加え、書き換えていると知る事です。

次回は、第三第四の落とし穴を知る前に、今まで深く考えもしなかった、無意識の思考の全体像を把握する為のとても便利なグッズをご紹介。

その思考は建設的と言えるかそれとも破壊的になっているかという「心的態度の向きを理解する為の表」をご紹介いたします。

 

 100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
 
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
 
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