潜在意識のメカニズムを知ろう 総合目次に戻る
史上初、世界で初めて明かされた、弱者の為のマインドセット知識、弱者の成功戦略です。
自分の望む成功へ主体的に行動を起こせる人を強者、そう在りたいのにそう成れない人を弱者と呼びます。
弱者は、強者の成功戦略、つまり従来から提唱されている様な成功法則から学んではいけません。
弱者と強者は、取るべき戦略も、またその為に学ぶべき手法は全く異なるからです。
従来の「成功法則」とか「引き寄せの法則」を学んで来られている方にとっては、目から鱗の世界です。
潜在意識や、自分の隠れた才能を見出したいと思っている方に、きっとお役に立つ情報です。
013 願望も質問も、認識は四段階目まで深まると自動化する その4「間違った認識の自動化」。
良い話を聞いた後で「でも~」が、つい出てしまう人の深層心理を見てみましょう。
そして、多少前向きで人生勉強などを勉強する人でも、つい、出て来る言葉が有ります。
「言い訳はいけないと知っている。・・・でも~。」
「でも~って言っちゃあいけないんだけど、でも~。」などなど・・・なかなか切り替えが難しい様です。
こう言う癖のある人、何処かの講師先生に「でもでも星人」とか言われたりしてますね。
マトモな地球人ではないという事です。でも、変れない・・・。何故でしょう?
潜在意識は、顕在意識の何十倍もの力を持っているんですよ。
アタマで「すべき良き事」を知ったぐらいでは、潜在意識が反対するなら敵う訳がないのです。
そこで、そのついとってしまう反射的想念の裏で「何が如何そうさせているか」に思いを馳せる事は賢明な事です。
アタマでは習ったり聞いた話を「良い事だ」と認識しているのに、つい「でもー」が出てしまう。
何がそうさせるのでしょう?
本当の自分とか、真我とか、偽の自分とか、内なる敵という様な言葉や概念を聞いた事がありますよね。
こんな悪習慣は止めたいのに止められないとか、こうしたいのに出来ないとか。
どうも、自分の内側で、理性を超えて自分の感情や感じ方を操っている何かが有りそうです。
いったいそれは何でしょう?潜在意識は他人的です。
それ故、潜在意識の仕組みはメカニカルなものだと理解すると、人生の謎が面白い様に解けて行きます。
潜在意識は快か不快かのみで判断し、善悪や損得の判断が出来ないと言う性質が有ります。
自分にとって、本当は損する事でも、落とし込まれていたらそれは勝手に起動して、実行するのです。
と言う事は、何かそう反射的に態度をとるモノ(つまり、損する事でも勝手に実行する感じ方)が落とし込まれていると言う事です。
潜在意識は、損得の判断が出来ないのです。
繰り返される事は、それが良かれ悪しかれ第四段階に落とし込まれて自動化します。
ではこの場合、いったい何が落とし込まれているのでしょう?
何せ、潜在意識は潜在と名が付いている通り潜在している訳ですから頭ではリアルな知覚は出来ません。
しかし、出ている結果から原因を推定し、状況証拠を集めて特定する事が出来ます。
観察力を養いましょう。そして、潜在意識の言語が読み取れる様になりましょう。
そこで質問です。「でも~」という答えが出て来るには、どんな質問をすれば良いでしょう?
「でも~」という答えが出て来るには、その奥にどんな指示や命令が有るのでしょうか?
質問が潜在して自動化していると言う事から考えて見ましょう。
例えば、早起きの苦手な人が早起きのメリットを習って、そうしたいとは考えたが出来そうになくて「でも~」と言う場面を考えて見ましょう。
その時、どんな質問をしたから「でも~」という自分なりの解答が湧いて来たのでしょう?
「それは面倒臭くて嫌なので、早起きしなくて済む理由を考え出せ」「それをしなくて済む理由を探せ」等々、こんな指示命令が有る筈です。
そして、それを導く質問は「どうしたらそれをしないで済むか?どうしたらその考え方ややり方から逃げ出せるか?」・・・こんな質問が既に無意識レベルで自動化しているのです。
この様な質問が立っているとすれば「でも~」とスムーズに文脈が続くという事が分かりますね。
順番に並べて見ましょう。
早起きの苦手な人が早起きのメリットを習った瞬間、「苦手だな」と感じます。
それを不快と判定した潜在意識は、直ちに逃避質問「どうしたらそれをしないで済むか?どうしたら、その考え方ややり方から逃げ出せるか?」が出ます。
その質問は直ちに「それをしなくて済む理由を探せ」「早起きしなくて済む理由を考え出せ」と指令を発します。
その指令を受けた潜在意識は、直ちにその理由を探し始めます。
なんせ、潜在意識は優秀ですし、この手のパターンは今までに逃避質問の訓練を繰り返し積んで来たのでとても得意です。
逃避質問は、完全に第四段階に落とし込まれています。もう一々意識までして、顕在意識を煩わせる事はありません。
そして次なる「それをしなくて済む理由を探せ」「早起きしなくて済む理由を考え出せ」という指示に従ってあっという間にその答を見つけてしまいます。
その間僅か0. 8秒です。
どれだけ潜在意識が優秀か分りますね。
逃避質問が自動化しているからこそ、答を導くまでの時間を「でも~」で繋いで間を持たせているのです。
もし、「苦手だな」と感じる事を許さず、即座にその先のメリットに想いを馳せるなら、潜在意識はその先のイメージを快と感じ、それを実現しようとします。
今、感じているその感じ方を、その瞬間に潜在意識に送り込んでいるのです。
これは「今」のその瞬間を生きてこそ掴める感覚です。
「でも~」がつい出る人は、この簡単なコツを知らないだけです。
この理が落とし込まれるまで反復しましょうね。30回以上の反復でこの理の重要性が認識出来るでしょう。
実行出来る様になるには90回、自動的になるには300回の反復が必要です。
観察力を持ち、何故と言う質問を発して洞察力でもって事に挑めば、その真相は見えて来るのです。
ちょうど刑事コロンボの様にね。潜在意識のメカニズムを学ぶ事は、心の眼、つまり心眼を啓く事です。
そして、観えて来ましたね。
なんと、出来ない理由・しなくて済む理由を探し出す質問がオート化している訳です。
つまりそれは「出来ない理由を探し出す質問」が落とし込まれていると言う事です。
それが自分だったらと考えたら如何でしょう?
そして、何処かにこのオート機能が潜んでいたら如何でしょう?
貴方の大切な子供が、そんな質問を落とし込んで、或いは誰かに落とし込まれていてそのまま気付く事もなく、一生人生を過ごさねばならないと考えたら如何でしょう?
その考え方・感じ方って、何かメリットをもたらしてくれるでしょうか?
出来てない事を指摘されると責められると感じ、心的拒否の態度をとる人、為に成るのに聞きたくない話に出くわすと、瞬間的に心の耳をふさぐ人も同じです。
そこには、心眼を以て観れば、抜き差しならぬ質問や指示命令が潜んでいて、既に自動化していることが解ります。
潜在意識は、善悪の判断も自分にとって損か得かの分別も付きません。
問題は、そのパターンの最初の体験が生じた、起点と成る時点での捉え方です。
また、知性が存在していて、損を導くと理解するなら、自ら気付いて捉え直しをする事も出来ます。
そこが人間だけに在る選択の自由なのです。
何故、それは自分の向上の為のチャンス発見、と捉えられないのでしょうか?
こう言うタイプは観察していると面白いのですが、良い話を聞いた瞬間に、まずNOと言う言動を取ります。
そしてその後ちょっと瞬間的な間が在って、それから「出来ない理由」を述べ始めます。
その「間」の間に述べるべき「出来ない理由」を必死で考え出しているんですね。
聞いた瞬間に出来ない理由が既に在った訳ではないのです。わざわざ探し出したから、出て来たのです。
正に「でも~」と言いながらその瞬間に「出来ない理由」を発明発見しようとしている訳です。
それって、如何なもんでしょう?それでいいのだろうか?と考える事ですね。
そういう態度がパターンに成っている人は、潜在化している「出来ない理由を発明発見したい」とする、潜在欲求があるのです。
そんな欲求は、私なら、今では直ちにゴミ箱に入れたい欲求ですね。
悪習慣を改造しようとするその前に、間違った認識を許したままになっているという現実が在るのです。
思考や感じ方がそのままでは、習慣=doingは変えられません。
だから努力はしんどく、悪習慣もなかなか変えられず、良き習慣もなかなか取り込めないのです。
まず、この様なメカニズムが有り、それをその様に働かせるからこそ、そうなるという理を知って下さい。
「出来ない理由」に対しては「出来る理由」という概念が有ります。
「出来る理由」を探し出す質問を、立ち向かう質問と言います。
「出来ない理由」を探し出す質問を、逃避方向を探る質問、略して逃避質問と言います。
落とし込まれている「逃避質問」は、意識せずとも常に逃避出来る方向の答えを探し続けています。
潜在意識に繰り返し、その質、そのパターンの質問を与えてしまった為に自動化してしまったのです。
今や、一々アタマで考えて質問を発する必要は有りません。「感じ方」として落とし込まれているからです。
潜在意識はご主人様のアタマを煩わせなくても前もって、それが「出来なくなる・しなくて済む」理由を顕在意識の数十倍の力で、あっという間にトラック一杯探し出してくれます。
逆に、成功する質の在る人は「立ち向かう質問」を繰り返している為、それが落とし込まれて、顕在意識の数十倍の力で「出来る理由・するべき理由」を発見し、それが次々と閃きとして湧いて来るのです。
出来ない理由を自動的に探し出す人は、その先々のメリットよりも、それをやろうとする今目先のdoingに焦点を当てています。
出来る理由を自動的に探し出す人は、それをそうしたらどうなるか、その先のメリットというbeingに意識の焦点を当て快を感じているのです。この単純な違いを理解しましょう。
この感じ方の差が、人生にとてつもない差を作り出すのです。もう一度言います。
出来ない理由を自動的に探し出す人は、その先ざきのメリットよりも、それをやろうとする今目先の困難さであるdoingに焦点を当てています。
出来る理由を自動的に探し出す人は、それをそうしたらどうなるか、その先のメリットというbeingに意識の焦点を当て快を感じているのです。
良い教材を使って良い概念と知識を反復し、落とし込まれている間違った認識を凌駕する程、良い思考を落とし込んでしまいましょう。
量には量で対抗すればいいのです。時間を掛けて、すべき瞑想をして下さい。
落とし込まれているマイナスのデータに対して、それを凌駕するほど、プラスのデータを注ぎ込むのです。
プラスのデータとは、正しい心構え知識、マインドセットの知識です。
貴方に取って「立ち向かう質問」が落とし込まれてしまえば、どんな人生が啓け展開すると思いますか?
100回反復で原理原則を落とし込む! ・・・「読書百遍意自ずから通ず」の実践編。
当シリーズは「読み物」ではありません。強者の質と感覚を啓く、最強のトレーニングツールです。
反復トレーニングの効率を上げる為に、合成音声ハルカによるテキスト読み上げ音声を用意致しました。
テキストを熟読して後、理解が起こりましたら、後は音声で反復効率を上げて下さい。
何を言っているのか聴き取れないと感じたら、テキストに戻って再度熟読して下さい。
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